こいずみまり: 日本の漫画家
こいずみまり(
3月29日生まれ)は、日本の
漫画家で、
長崎県出身。
武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業し、現在は主に
4コマ漫画を中心に作品を発表している。別の
ペンネームとして、木野聖子や小泉真理を使用することもある。
経歴
大学在学中から、雑誌でカットを手がけるなどし、ゲーム会社に勤務していたが、兼業で
漫画家としての道を歩み始める。その後、専業
漫画家としての道を選び、数々の作品を世に送り出す。最初の作品はギャグ4コマが中心であったが、後にストーリー重視の連載作品も手がけるようになり、青年誌や少年誌でも連載を開始した。特に『LET IT BE!!』からは、より物語性の高い作品にシフトしていった。
彼女の初期の絵柄は、
漫画家の
青木光恵に影響を受けたと述べており、その影響が彼女の作品にも色濃く表れている。
主な作品
こいずみまり名義で知られる彼女は、1992年から活動を開始し、初の定期連載は『増刊まんがあ!ホクサイ』1992年12月号での「看護婦さんへGO!!」であった。以降、様々な作品を手がけ、特に1994年に始まった『愛のふじつぼ』や1997年から連載が始まった『家政婦のエツ子さん』は特に人気が高い。
彼女の代表作の一つである『愛のふじつぼ』は、だめんずの彼氏に振り回される
OLを描いたストーリーで、
4コマ漫画の描写でありながら、多くの読者の共感を呼ぶ作品へと成長した。
また、彼女の作品はシリアスなテーマを扱うこともあり、社会問題を反映したストーリー展開が特徴的である。特に『LET IT BE!!』はSFラブコメとして多くの読者を魅了し、彼女の名を広める要因となった。
グラフィックとスタイル
こいずみまりのスタイルは、キャラクターの表情やデザインに独特の柔らかさを持ち、シリアスでもどこかコミカルな雰囲気を醸し出している。彼女の作品には様々なジャンルの要素が組み合わさっており、特に恋愛や人間関係を描く際には独自の視点が盛り込まれている。
作品リスト
- 愛のふじつぼ
- 家政婦のエツ子さん
- 巨乳
OLみゆきちゃん
- LET IT BE!!
- みずほアンビバレンツ
- ジンクホワイト
- 夢の涯てまでも
- 試験に出る
超人ロック
影響と展望
こいずみまりは、作品を通じて幅広い読者層にアプローチしており、性別や年代を問わず支持を得ている。彼女の描く作品は、時にユーモアを交えつつ、時に深いメッセージを持つもので、その姿勢は多くの
漫画家や読者に影響を与えている。現在も精力的に創作活動を続けており、今後の作品に期待が高まる。
公式リンク
彼女の今後の活動に注目しつつ、新作の発表を楽しみに待ちたい。