こおろぎ'73

こおろぎ'73について

こおろぎ'73（こおろぎななじゅうさん）は、日本の著名なコーラスユニットで、1972年から1990年まで活動していました。十分な実績があるグループで、特にテレビアニメの主題歌や童謡に多くの楽曲を提供し、多くの人々に親しまれてきました。

結成と初期の活動

このユニットは1972年に結成されました。設立のきっかけは、当時NHKの音楽番組『ステージ101』のメンバーである津島隆文、岸龍也、まきのりゆき、および音楽監督の和田昭治の協力によるものでした。彼らは最初にサントリーのCMソング「花咲じいさん」でレコードデビューを果たしました。

ユニット名の「こおろぎ'73」は、当初は「便所こおろぎ」という下品な名前が候補に挙がりましたが、あまりにも失礼だという意見から「便所」の部分が外され、現在の名前となりました。また、当初は1973年までの短期間の活動を予定しており、'73が付け加えられた経緯もあります。

メンバーの変遷と代表曲

メンバーは時折交代し、最終的に大倉正丈、上野博樹、津島隆文の3人が主要メンバーとして活動を続けました。特に印象的だったのは、『秘密戦隊ゴレンジャー』のエンディングテーマでのコーラスで、特に「バンバラバンバンバン」という印象的なフレーズで多くのファンに知られています。

こおろぎ'73は通常はコーラスグループとして活動しながら、個々のメンバーが時折ソロ名義でのレコーディングも行っていました。彼らの音楽は多くの世代にわたって親しまれ、様々な子供向け番組やアニメでの楽曲により、幅広いファン層を獲得しました。

解散とその後

1990年3月24日に、最後のアニメである『悪魔くん』の放送が終了し、これを機に事実上の解散を迎えました。解散後も、さとまさのりと岸龍也はソロ活動を行ったり、時折ユニットを再結成したりするなどして、活動を続けました。2003年には、津島隆文を加えた3人で1日のイベントに出演し、「×おろぎ'03」というグループ名でパフォーマンスを行いました。

各メンバーのプロフィール

大倉正丈

大倉正丈（おおくら まさたけ）は、1948年生まれ。彼はシャンソン歌手としても知られ、ソロとしての活動も行っていました。特にこおろぎ'73のリーダーとして、多くの活動を支えました。

上野博樹

上野博樹（うえの ひろき）は、1950年生まれで、バリトンパートを担当しました。彼は以前にタップダンスを学んでおり、後にこおろぎ'73に加入しました。さらに彼の息子は音楽活動を行っています。

津島隆文

津島隆文（つしま たかふみ）は、1953年生まれで、バリトンからベースパートに渡って活動していました。彼はこおろぎ'73のオリジナルメンバーの一人として、長きにわたってユニットに貢献しました。

音楽業績と影響

こおろぎ'73は子供向けの楽曲を中心に、アニメやCMソングの制作にも多数関与しており、代表的な楽曲には「おばけばけばけ」や「のんびり自転車」などがあります。彼らの音楽は多くのファンに愛され続け、今日においてもその名は色あせることはありません。特にアニメソングを通じて、長年にわたり世代を超えた人気を誇っています。彼らの楽曲は今なおアニメや子供番組で聞かれ、親から子、そして孫へと受け継がれていくことでしょう。

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