こち亀記念館

こち亀記念館

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、通称「こち亀」の世界観を存分に味わえる観光施設「こち亀記念館」が、東京都葛飾区亀有の地に2025年3月22日に誕生します。この施設は葛飾区によって設置され、物語の舞台となる亀有を訪れる人々に向けて、作品の魅力を発信することを目指しています。

両さんの遊び心が生んだ記念館

この記念館の最大の特徴は、ユニークな設定にあります。主人公である両津勘吉が、本来の勤務地である亀有公園前派出所の上に、自身の記念館を勝手に建ててしまったというストーリーラインが設定されています。この計画は、大原部長が休暇で不在の間に、中川コンツェルンの潤沢な資金を使って強行されたというもの。もちろん、これを知った大原部長は大激怒し、両津は逃亡してしまいます。来館者は、この逃亡した両津の行方を追いかけながら、記念館の見学や亀有の街観光を楽しむという、作品らしい遊び心に溢れた趣向が凝らされています。

建物は、漫画に登場する派出所の外観を模しており、ファンの期待感を高めます。地上5階建ての内部は、エレベーターと階段で各フロアが結ばれており、エレベーター内では、大原部長による両津追跡の指示や、中川、麗子といったキャラクターたちのセリフが流れ、移動中も作品の世界に浸れる工夫がされています。

記念館の内部紹介

施設内部には、こち亀ファンならずとも楽しめる見どころが満載です。漫画の印象的なシーンを追体験できる「名場面体験BOX」や、貴重な原画を鑑賞できる「デラックス原画ギャラリー」が設けられています。さらに、両津勘吉が名誉館長を務めるという設定の「両津名誉館長室」、そして、なぜか両津を祀る(?)「両津大名神社」といった、ユニークな空間も用意されており、作品のユーモア溢れる世界観を体感できます。

所在地とアクセス

こち亀記念館は、亀有駅から歩いてわずか3分という便利な場所に位置しています。亀有香取神社やアリオ亀有の近く、業務スーパーの隣にあり、周辺には作品にゆかりのある場所や、観光を楽しむスポットも多く点在しています。

利用案内

所在地：東京都葛飾区亀有3丁目32-17
営業時間：10時00分から18時00分まで
休館日：毎月第3火曜日（祝日の場合は翌日）
入館料：
高校生以上：区民 500円 ／ 区外 700円
中学生以下：区民 100円 ／ 区外 300円
未就学児、障碍者手帳をお持ちの方およびその同伴者1名：無料
※葛飾区民料金適用には、証明書の提示が必要です。
予約方法：基本的には事前予約システムを導入しており、2025年3月3日から予約受付を開始します。ただし、当日空きがある場合は、併設される観光案内所にて手続きを行うことで入館が可能になる場合があります。
運営：施設の運営は、アクティオ株式会社が受託しています。

関連施設

アリオ亀有3階には、作品の世界観で遊べる「こち亀ゲームぱ〜く」もあり、記念館と合わせて訪れることで、より深くこち亀の世界を満喫できるでしょう。

地上5階建て、延床面積540.6平方メートルの鉄筋コンクリート・鉄骨造りの建物で、訪れる人々に『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の魅力を伝え、亀有の街の活性化にも貢献することが期待されています。

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