この人に逢わせて喜ばせたい!逢喜利

この人に逢わせて喜ばせたい!逢喜利：中京テレビを彩ったサプライズバラエティ番組

2018年10月2日から2019年3月26日にかけて、中京テレビで放送されたバラエティ番組『この人に逢わせて喜ばせたい!逢喜利』（このひとにあわせてよろこばせたい!おうぎり）は、視聴者から高い人気を獲得した番組でした。その魅力は、ゲストが感動するようなサプライズ演出と、芸人たちの創意工夫あふれる企画にあります。

番組のコンセプトと流れ

番組のメインコンセプトは「ゲストが逢ったら喜ぶ人を連れてくる」というシンプルなもの。しかし、その実現方法が実にユニークです。芸人たちは独自の視点でゲストにゆかりのある人物をリサーチし、その人物との感動的な出会いを演出します。 ゲストの喜びや驚きを最大限に引き出すための緻密な計画と、芸人たちの熱意が感じられる番組構成でした。前番組『採用!フリップNEWS』で培われたプレゼンテーション形式も一部継承されており、芸人たちの持ち前のユーモアとプレゼン能力が存分に発揮されていました。

タカアンドトシと個性豊かな逢喜利芸人

MCを務めたのは、お笑いコンビタカアンドトシ。彼らの軽妙なトークと絶妙な掛け合いが、番組全体を盛り上げました。また、番組を彩ったのは、毎回異なる「逢喜利芸人」と呼ばれる芸人たちの活躍です。彼らは、ゲストへの深い理解に基づいた独自の企画を提案し、視聴者を楽しませました。彼らの個性と創造性が、番組の大きな魅力の一つと言えるでしょう。タカとトシの衣装は、日本の国民的番組『笑点』の大喜利メンバー、三遊亭好楽と三遊亭円楽の衣装を意識したもので、番組のエンターテイメント性をさらに高めていました。

パイロット版からレギュラー放送へ

2018年8月12日には、1時間枠のパイロット版が放送され、その反響を受けてレギュラー化が決定しました。レギュラー版は30分枠で放送され、中京テレビ制作のNNS29局ネット番組として全国に届けられました。ただし、放送日時については、ネット局によって異なっていました。

10年の歴史に幕：タカアンドトシと中京テレビ

2019年3月26日、レギュラー放送は最終回を迎えました。この番組の終了によって、2009年4月開始の『フットンダ』から続く、タカアンドトシと中京テレビ10年におよぶレギュラー番組の歴史に幕を閉じました。 これは、タカアンドトシにとっても、中京テレビにとっても大きな節目となりました。

後番組と番組編成の変化

『この人に逢わせて喜ばせたい!逢喜利』の後番組には、『オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。』が選ばれました。これは、中京テレビが新たに全国ネット番組を制作するのではなく、既存番組をNNS29局ネットに昇格させたという、番組編成上の大きな変化を示しています。また、本番組の終了に伴い、中京テレビでは、それまで遅れネットで放送していた日本テレビ制作の『プラチナイト』火曜版を、制作局と同時ネットに変更するなど、番組編成に大きな変更が加えられました。

スタッフと制作体制

番組を支えたのは、多くのスタッフの献身的な努力です。プロデューサー、ディレクター、構成作家、技術スタッフなど、それぞれの役割を担った人々の協力によって、この番組は完成しました。 パイロット版からレギュラー版まで携わったスタッフもいれば、レギュラー版のみ参加したスタッフもいました。それぞれのスタッフの貢献が、番組の成功に繋がったと言えるでしょう。番組制作には吉本興業やb-DASHといった制作協力会社も参加しており、その連携も番組制作に大きく貢献しました。

まとめ

『この人に逢わせて喜ばせたい!逢喜利』は、ゲストと芸人、そして視聴者の心を繋ぐ、温かくも感動的なバラエティ番組でした。 その成功は、番組のコンセプト、出演者の魅力、そしてスタッフの努力の全てが一体となった結果と言えるでしょう。この番組は、中京テレビの歴史において、重要な一ページを刻んだ番組として記憶されています。

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