さいたま市駒場スタジアム

さいたま市駒場スタジアム

さいたま市駒場スタジアムは、埼玉県さいたま市浦和区の駒場運動公園内にあります。基本的には陸上競技場として設計されていますが、サッカーをはじめとする多様な球技にも利用されています。このスタジアムは、さいたま市が所有し、さいたま市公園緑地協会が運営を担当しています。副称として「駒場運動公園競技場及びさいたま市駒場運動公園補助競技場」とも呼ばれています。

施設について

スタジアムの収容能力は21,500人で、メインスタンドには屋根が設置されており、バックスタンドは2層構造となっています。ナイター照明設備が4基整備され、電光掲示板も完備されています。また、400mの陸上トラックは8レーンあり、天然芝のピッチが整備されています。スタジアム内には球技専用の補助グラウンドも存在します。特に浦和レッズのホームスタジアムとして利用され、Jリーグの試合や天皇杯、全国高等学校サッカー選手権大会など重要なイベントが数多く開催されています。

過去の開催実績

このスタジアムは、1993年から2010年にかけて浦和レッズの本拠地として機能していました。初のJリーグ公式戦が行われたのは1995年で、その後多くの重要な試合がここで行われました。2010年以降は主に埼玉スタジアム2002が本拠地となり、駒場スタジアムは準本拠として利用されることが多くなりましたが、それでも浦和レッズのサポーターには特別な意味を持つ場所として愛されています。

アクセス

スタジアムのアクセスは非常に便利です。最寄りの鉄道駅はJRの浦和駅や北浦和駅で、駅から徒歩で約15分の距離です。路線バスも利用可能で、駒場運動公園入口や宇宙科学館入口で下車することができます。特にJリーグの試合時には、浦和駅東口からの直通シャトルバスも運行されるため、多くのサポーターが訪れやすい環境が整っています。

歴史

さいたま市駒場スタジアムの歴史は長く、1967年には埼玉国体のサッカー会場として開設され、その後1982年に陸上トラックが増設、1993年にはJリーグに対応した改修が行われました。その後も数多くの改修工事が行われており、特に2012年の改装では浦和レッズが命名権を取得し「浦和駒場スタジアム」という名称が使われるようになりました。

現在の利用状況

現在、駒場スタジアムは浦和レッズレディースのホームとしても利用されており、地域スポーツやイベントにも広く使われています。スタジアムのアウェイ応援席は特殊な設計がされており、他の席と隔離されて「出島」と呼ばれています。これは、過去の事件に由来しており、以降もその名で親しまれています。この場所は、今後も地域住民とサッカーファンにとって大切な場所であり続けることでしょう。

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