さいたま新都心合同庁舎

さいたま新都心合同庁舎について

さいたま新都心合同庁舎は、埼玉県さいたま市中央区のさいたま新都心8街区に位置する、国の重要な行政機関が入居する合同庁舎です。1号館、2号館、検査棟、厚生棟の4つの建物で構成されており、各建物に複数の省庁の出先機関が配置されています。

建設の背景

この合同庁舎の建設は、東京への一極集中を是正し、国土全体の均衡ある発展を促進するという国家的な目標に基づいて進められました。1988年（昭和63年）1月に閣議決定された行政機関の地方移転政策に基づき、多極分散型国土形成促進法が施行され、東京に集中していた行政機能の一部を地方に移転することが決定されました。旧国鉄大宮操車場の跡地がさいたま新都心として再開発されることになり、この計画の一環として、大蔵省（現：財務省）をはじめとする複数の省庁の関東甲信越地方を管轄する機関が、都心の大手町合同庁舎から移転することになりました。

この合同庁舎は、当初「さいたま広域合同庁舎」という仮称で計画され、建設費用の一部は、大手町合同庁舎の敷地売却によって得られた資金が充当されました。

入居している主な官署

1号館

1号館には、以下の行政機関が入居しています。

人事院関東事務局
総務省関東管区行政評価局
関東財務局
国税庁関東信越国税局
浦和税務署
国税庁関東信越国税不服審判所
厚生労働省関東信越厚生局
経済産業省関東経済産業局
経済産業省関東東北産業保安監督部
環境省関東地方環境事務所


2号館

2号館には、以下の行政機関が入居しています。

関東地方整備局
関東管区警察局
北関東防衛局
東京矯正管区
関東農政局
関東地方更生保護委員会

検査棟

検査棟には、以下の独立行政法人が入居しています。

* 独立行政法人農林水産消費安全技術センター

まとめ

さいたま新都心合同庁舎は、東京一極集中の是正と国土の均衡ある発展を目指す上で重要な役割を担っています。多くの行政機関が集まることで、地域の行政機能の中核としての役割を果たしており、地方創生にも貢献しています。

もう一度検索