さかいで大橋まつり

さかいで大橋まつり：瀬戸大橋と花火が織りなす夏の祭典

香川県坂出市で毎年8月、第1土曜日・日曜日を中心に開催される「さかいで大橋まつり」は、地元住民にとって一年で最も盛大なイベントです。その歴史は古く、1966年（昭和41年）に「坂出みなと商工祭り」から名称変更して始まり、瀬戸大橋開通を機に現在の名称となりました。

祭りのメイン会場は坂出駅前ハナミズキ広場です。金曜日の前夜祭を皮切りに、週末は活気に満ち溢れます。土曜日のハイライトはなんと言っても瀬戸大橋パレードでしょう。華やかな山車や踊り手が瀬戸大橋をバックに練り歩き、沿道は熱気に包まれます。パレードの後には、総踊りなどのイベントが続き、地域住民の結束と一体感を肌で感じられます。

そして、夜には坂出港中央埠頭沖で、瀬戸大橋を背景に繰り広げられる壮大な花火大会が開催されます。打ち上げ数は例年3,000発を超え、2015年の50回記念大会では5,000発もの花火が夜空を彩りました。特に、大玉花火は香川県内最多の30連発と、その迫力と美しさは見る者を圧倒します。

最終日となる日曜日には、坂出市内から集結した10基もの太鼓台が競演します。勇壮な太鼓の音と、力強い担ぎ手たちの姿は、祭りのクライマックスを飾るにふさわしい見応えです。太鼓台同士がぶつかり合う様子は、まさに圧巻の一言です。

「さかいで大橋まつり」は、瀬戸大橋の雄大な景観と、地元住民の熱意が一体となった、まさに香川を代表する夏の祭典と言えるでしょう。花火、パレード、総踊り、太鼓台競演と、多様な催しが織りなす魅力は、多くの観光客を魅了し続けています。近年では、さらに多くの来場者数を記録し、その人気は年々高まっています。

まつりの歴史と変遷

はじまりは「坂出みなと商工祭り」。時代とともに発展し、名称変更、そして瀬戸大橋開通という大きな出来事を経て現在の「さかいで大橋まつり」として確立されました。この変化は、坂出市の発展と、人々の祭りへの想いの変化を反映していると言えるでしょう。

アクセスと情報

坂出市へのアクセスは、電車、バス、車など様々な手段があります。詳しいアクセス方法や、当日のイベントスケジュールなどは、坂出市の公式ウェブサイトや、まつり協賛会のウェブサイトなどで確認することができます。

周辺観光

「さかいで大橋まつり」を楽しんだ後には、瀬戸大橋記念公園や、坂出市の歴史的建造物などを訪れるのもおすすめです。瀬戸内海の美しい景色を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

「さかいで大橋まつり」は、単なる祭りという枠を超え、地域住民の誇りであり、活力の源となっています。その賑やかさとスケールは、訪れた人々に忘れられない夏の思い出を刻み込むでしょう。

もう一度検索