ケツメイシの
シングル『さくら』は、彼らのメジャー11枚目、通算14枚目の
シングルで、
2005年2月16日に
トイズファクトリーからリリースされました。この曲は、前作「
君にBUMP」から7ヶ月のインターバルを経て発表された作品であり、リリース当初から多くの注目を集めました。
ミュージックビデオの演出
「さくら」のミュージックビデオには、俳優の
萩原聖人さんとモデル・女優の
鈴木えみさんが登場し、彼らが展開するドラマ仕立てのストーリーに視聴者を引き込んでいます。このMVは脚本家
岡田惠和氏によって手掛けられており、視聴者に対して感情豊かな描写を提供しています。
ケツメイシのメンバーもチョイ役で出演しており、ファンには嬉しい要素となっています。
大ヒットの背景
『さくら』はノン
タイアップながら、初動で約21万枚のセールスを記録し、結果として
ケツメイシの最大のヒット
シングルとなりました。発売年のオリコン年間
シングルセールスでは、初めて1位を獲得することも期待されましたが、最終的には修二と彰の「
青春アミーゴ」にわずか3000枚差で2位に終わることとなりました。賑やかなCDジャケットには、裏面には
桜金造バージョンも用意されており、ファンにとって魅力的なアイテムとなっています。初回特典として「願掛けお守りステッカー」も封入されており、特別感を演出しました。
歌詞とテーマ
この曲の内容は、リーダーである大蔵さんが
神奈川県横浜市南区井土ヶ谷出身であることに由来し、その最寄り駅である
京急本線井土ヶ谷駅では、
2015年3月18日から接近メロディとして使用されています。音楽の編曲は
塩塚博氏によるもので、非常に洗練された仕上がりとなっています。
「さくら」は桜と恋愛のテーマを見事に融合させて作られており、桜の美しい景色が変わらない中で失った恋を思い起こさせるような、深いメッセージを持っています。具体的には、過去に交際していた同期の男女の物語が描かれており、メンバーそれぞれがその設定に基づいて歌詞を書き上げることで、曲にさらなる深みを加えています。
収録楽曲について
シングル『さくら』には、以下の収録曲が含まれています。全ての作詞・作曲は
ケツメイシによるものです。
- basic track:
NAOKI-T
- sound produce:
NAOKI-T
- basic track:
YANAGIMAN
- sound produce:
YANAGIMAN
-
マツケンサンバの
パロディ
- 音源はインディーズ時代の2nd
シングル「新生活」のリメイクです。
カバーアーティスト
「さくら」はさまざまなアーティストにもカバーされており、2017年には
井上苑子さんが映画『
ReLIFE リライフ』のエンディングテーマとしても使用しています。この曲の人気は衰えず、多くの世代に愛され続けていることが伺えます。
総括
『さくら』は、
ケツメイシの音楽スタイルを代表する一曲となり、その後も様々な形で多くの人々に影響を与えています。桜の季節に聴きたくなるようなこの曲は、切ない恋の思い出を色濃く思い起こさせ、聴く人の心を温かく包み込むことでしょう。