さくらむすび

さくらむすび

『さくらむすび』は、2005年8月5日にCUFFSから発売されたアダルトゲームです。

概要

『水月』などで高い評価を得たシナリオライターのトノイケダイスケと、原画家の☆画野朗が設立したCUFFSの記念すべき第1作です。本作は、主人公が「卒業」に向けて変化していく日々を、丁寧な日常描写と感情表現で繊細に描き出しています。

現実の生々しさと隠された過去、そして激しい愛情とエゴが、「さくらのおばけ」「桜結び」を象徴として、穏やかでありながらも切なく立ち現れてきます。☆画野朗による美しいグラフィックや、安瀬聖が作曲したピアノと弦楽によるBGMも、作品の魅力を一層引き立て、高い評価を受けました。

その広告展開も評価され、エンターブレイン・TECH GIAN編集部が主催する日本美少女ゲーム広告賞において、最優秀広告賞を受賞しています。

あらすじ

主人公である桐山圭吾は、幼い頃に両親を亡くし、唯一の肉親である妹・桜とも別々の家庭で育ちました。そのため、将来は自分の力で桜を守り、二人で生きていくことを心に誓っています。しかし、卒業を目前にした彼は、具体的な進路について悩むとともに、桜と二人で生きる以外の道もあることに気付き始めます。

さらに、両親も関わっていた過去の因縁、そして今もなお自分たちを縛ろうとする「化け物」の存在を知り、それと向き合わざるを得なくなっていくのです。

登場人物

桐山圭吾（きりやま けいご）
本作の主人公。名前は変更可能です。幼い頃に両親を亡くし、1年前に養父母も亡くしてからは一軒家で一人暮らしをしています。しかし、妹や幼馴染み、友人たちに囲まれ、平穏な日々を送っています。
桐山桜（きりやま さくら）
主人公の妹。兄とは別の秋野家で育てられたためか、極度のブラコンです。内向的な性格で、容姿や言動も幼く、病弱なため、兄を心配させています。
秋野紅葉（あきの もみじ）
主人公の従姉妹で幼馴染み。桜にとっては一緒に育った「おねえちゃん」のような存在です。明るく開放的な性格で、両親が共働きのためか、料理や家事に長けており、主人公の世話を焼いています。
瀬良可憐（せら かれん）
桜の友人。主人公にも良く懐いていますが、兄の邦彦にはよそよそしい態度を取ります。一見大人びた雰囲気ですが、茶目っ気や子供っぽい部分もあります。
瀬良邦彦（せら くにひこ）
主人公の友人で、可憐の兄。瀬良医院の跡取り息子で、「優等生で人付き合いが苦手なメガネくん」といったキャラクターです。
原崎龍馬（はらさき りょうま）
主人公の友人。食料品店「原崎マート」の息子で、外向的な性格で顔が広いです。主人公と紅葉の関係をからかうことが多いです。
秋野静（あきの しずか）
紅葉の父親で、桜の養父。町議会議員を務めており、厳格そうな風貌ですが、子供には甘いです。主人公のことも実の息子のようReに見守っています。
秋野菊代（あきの きくよ）
紅葉の母親。紅葉がそのまま大人になったような外見と性格の持ち主です。瀬良医院で非常勤の看護師として働いています。

外部リンク

* CUFFS OFFICIAL HOMEPAGE（年齢確認あり）

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