エンターブレイン

エンターブレイン（ENTERBRAIN）について

エンターブレインは、日本の大手出版社KADOKAWAのブランドの一つとして、多岐にわたるエンターテイメント関連の雑誌や書籍を制作している企業です。このエンターブレインの前身には、1987年に設立された株式会社エンターブレインが存在し、映画制作や配給を目的としたベストロン映画株式会社から始まりました。

設立と発展の歴史

エンターブレインの起源は、西和彦氏によって設立された旧株式会社アスキーのエンターテイメント系編集部にあります。1990年代には、商号をアスキー映画株式会社に変更し、ビデオグラムの製造と流通を開始しました。その後、1997年には、株式会社アスキービジュアルエンタテインメントに改名し、さらには2000年に現在のエンターブレインに名称変更を行ったのです。

エンターブレインは成長を続け、2007年にはKADOKAWAがアスキーとメディアワークスを合併させたことに伴い、2008年にはメディアワークスがアスキーを吸収合併しました。さらに、2010年にはエンターブレインがメディアリーヴスを合併し、2013年にはKADOKAWAに吸収され、その結果としてエンターブレインは解散することとなりました。

このように、エンターブレインは数十年にわたる変遷を経て現在の形となり、KADOKAWAのブランドとしてエンターテイメント産業において重要な役割を果たしています。

主要な出版物と雑誌

エンターブレインは数多くの雑誌や書籍を発行しています。主なものには、月刊の漫画雑誌『コミックビーム』や、女性向けコミック誌『B's-LOG COMIC』、そして『ファミ通』をはじめとしたゲームに関連する雑誌群があります。これらの雑誌は特に多くの読者に支持されており、エンターテイメント情報を提供する重要な位置を占めています。

また、ライトノベル系のレーベルとしては『ファミ通文庫』や『ビーズログ文庫』があり、これらも多くの人気作品を生み出しています。特にエンターブレインからは多くのベストセラー作品が登場しており、消費者に高く評価されています。

ゲーム事業とネットサービス

ゲーム関連の事業においても、エンターブレインは重要な役割を果たしてきました。代表的なゲームシリーズには、RPGツクールシリーズやダービースタリオンシリーズ、さらに最近のコンシューマー及びPC向けタイトルも多数発売されています。これらのゲームは、エンターブレインが誇るコンテンツの一環として、多くのファンを獲得しています。

また、エンターブレインはネットサービスにも力を入れています。公式オンラインショッピングサイト「ebten」や、競馬情報を提供する「サラブレモバイル」、さらには無料WEBコミックサイト「コミッククリア」など、多岐にわたるサービスを展開し、ユーザーのニーズに応えています。

最後に

エンターブレインは、その長い歴史の中で、エンターテインメントコンテンツの制作・出版に寄与してきました。そして、KADOKAWAの傘下として新しい挑戦を続けています。今後も、エンターブレインが発信するエンターテイメントは、より一層、多くの人々に影響を与え、楽しみを提供することでしょう。エンターブレインのこれからの発展に期待が寄せられています。

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