さくら証書
『さくら証書』は
八神純子の32枚目の
シングルで、
2012年1月25日にSony Music Directからリリースされました。この
シングルはカバーアルバム『VREATH 〜My Favorite Cocky Pop〜』との同時発売で、表題曲はNHKの
ラジオ番組『
ラジオ深夜便』の“深夜便のうた”として、
2012年の1月から3月の間に放送されました。この
シングルは、実に
2000年にリリースされた『Puesta der sol』以来、約12年ぶりの新作となりました。
制作の背景
さくら証書
この曲は
八神純子と大江千里による共作で、母が子供の成長を見守る気持ちを優しく表現したミディアム・
バラードです。NHKが『
ラジオ深夜便』用の曲を募集するとの情報を得た八神は、自ら書いた2曲を提出しました。さらに、ソニー・ミュージックの担当者から、大江千里が所属するレーベルから曲を1曲提出しないかとの提案がありました。八神は自分の曲が選ばれると自信を持っていましたが、大江の曲が選ばれて驚きました。
その曲を聴いた八神は大変素晴らしい曲だと感じ、ぜひ歌詞を書きたいと思い、インターネットを通じて大江にコンタクトを取りました。初めての連絡にもかかわらず、大江から「実はこの曲は未完成なので、八神さんが完成させてください」との返答が返ってきました。このことから、二人は共作で作品を仕上げることに決めました。八神は当時子育てが一段落し、自分自身の人生を改めて考える時期でもあり、その心情が歌詞にも反映されました。なお、この曲は
東日本大震災の復興支援チャリティコンサートで定番曲として演奏され続けています。
あなたを愛しすぎて
もう一つの収録曲である『あなたを愛しすぎて』は、歌詞を
松井五郎が手掛け、八神との共作で完成されました。この楽曲では、愛しすぎるあまりに別れてしまう男女の複雑な感情が描かれています。
収録曲
1. さくら証書
2. あなたを愛しすぎて
リリース日一覧
関連作品
このように、『さくら証書』は
八神純子の音楽キャリアにおいて重要な一枚となっており、今なお多くのファンに愛されています。彼女の歌声が魅力的に響くこの作品を通じて、多くの人が母の愛情や思い出を感じることでしょう。