さつき (企業)

さつき株式会社の概要

さつき株式会社は、大阪市中央区南船場に位置する企業で、主に家電部品や教育機器、省エネルギー関連商品を販売しています。事業は、大きく分けて「環境エネルギー事業」「教育ソリューション事業」「家電・機器部品事業」の3つに構成されています。

事業内容

環境エネルギー事業

この事業は、持続可能な社会の実現を目指すもので、省エネルギーをテーマにした製品を数多く取り扱っています。特に「ecomo」という名の次世代節電ユニットは、電力使用を5〜15%削減する実績があります。導入時には5%の削減保証があり、効果が得られなければ返品可能です。これにより、企業が安心して導入できる環境を提供しています。さらに、この技術は特許も取得しており、導入実績が多くの大手製造業の工場見られます。

教育ソリューション事業

さつき株式会社は、電子黒板「ミライタッチ」を開発し、教育機関向けに販売しています。55、65、75インチのサイズがあり、4K液晶を搭載しています。また、Android OSをベースに、PCユニットの追加によりWindows環境での運用も可能です。特にユーザーインターフェースに工夫がなされており、車いす利用者にも配慮した設計となっています。今後、新型MIRAI TOUCH Xモデルも発売される予定で、実物投影用カメラが内蔵されることから、教育現場での利用がさらに進むことが期待されています。

加えて、2022年にはLINE WORKSとの連携を図って実証実験も行い、最新の教育技術を取り入れる姿勢を示しています。さらにGoogleのChromeOS Flexを搭載した電子黒板も販売を開始し、多様な選択肢を提供しています。

家電・機器部品事業

温水洗浄便座をはじめとするさまざまな家電製品の部品を設計から製造まで一貫して対応しています。この事業では、日本国内外からの部品調達にも対応し、特に特殊なニーズに応える商品開発に注力しています。特に前広便座「ザフリー」は、高齢者や障害者にも優しい設計で、「みらいのたね賞」を受賞するなど、高い評価を得ています。

OEM事業では、炊飯器や洗濯機などの白物家電製品の製品と部品を幅広く提供しており、日本の大手家電メーカーにも多く供給しています。特に韓国の製造拠点を持ち、国内市場に強い影響力を持っています。

歴史と展望

さつき株式会社は1931年に創業し、長い歴史を有しています。代々続く経営の中で、再生可能エネルギーや教育支援に力を入れ、社会貢献にも積極的です。特に現社長の祖父江一郎は、アフリカにおける電化の普及のために活動を行う一般社団法人の理事も務めており、企業理念に基づく社会的責任を重視する姿勢が光ります。

今後もさつき株式会社は、新規技術の導入や市場ニーズに応じた商品開発を進めることで、さらなる成長を目指すでしょう。持続可能な未来を見据えた取り組みが、今後の事業展開のカギとなることでしょう。

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