しなしさとこ

しなしさとこ

しなしさとこ（1977年1月29日生まれ）は、日本の女子総合格闘家で、東京都足立区に生まれ、日本体育大学を卒業した。彼女は柔道からキャリアをスタートし、日本の女子格闘技界で数々の偉業を成し遂げてきた。

来歴

彼女は聖徳大学附属中学校に在学中、父の影響を受けて柔道を始めた。日本体育大学在学時には全日本学生選手権でベスト8に進出。卒業後はサンボ競技に転向し、2000年11月には世界サンボ選手権女子48kg級で銅メダルを獲得。翌年のアジアサンボ選手権大会で銀メダル、全日本女子レスリング選手権大会でもベスト5に入賞するなど、様々な大会で実績を残した。

2001年9月27日、しなしはスマックガールでアマチュア総合格闘技に初挑戦し、リングネームを「しなしさとこ」と定めた。同年10月のAX旗揚げ戦で行ったエキシビションマッチを経て、12月26日にはプロ総合格闘技デビューを果たす。2002年にはSMACKGIRL JAPAN CUP 2002 ライト級トーナメントに出場。12月29日の決勝では渡邊久江をヒールホールドで下し、優勝を果たした。

2005年11月29日、彼女はSMACKGIRL初代フライ級王者決定戦で大室奈緒子と対戦し、判定勝ちを収めて王座を獲得。マイクを使って渡辺久江への再戦をアピールしたが、試合後には右眼底骨を骨折していたことが判明し、その影響を受けることとなった。翌年の2006年にはDEEP 25 IMPACTでDEEP女子ライト級王者決定戦に臨み、左フックからの右ストレートで1ラウンドKO負けを喫してしまい、キャリア初の敗北を経験。

2007年、しなしは再び注目を集める。3月11日に行われたSMACKGIRLフライ級女王タイトルマッチで瀧本美咲に判定勝ちし、初の防衛戦に成功した。また、10月にはDEEP 32 IMPACTでSACHIを下し、その後に結婚することを発表した。

彼女は2008年に階級を下げ、初代DEEP女子フライ級王者決定トーナメントに出場。浜田福子やSACHIを破って初代王者に輝く。2014年には約6年ぶりに復帰し、ジョン・イェジンにTKO勝ちを収め、その後も積極的に試合を重ねた。

2019年12月にはDEEP 93 IMPACTでにっせーと対戦し、TKO負けを喫したものの、その後の大会でのタイトル防衛戦、そして2023年にはDEEP 116 IMPACTでちびさいKYOKAとの対戦でも勝利を収めるなど、彼女の活躍は続いている。

戦績

プロ総合格闘技

• - 近年の試合や成績は、しなしの堅実な技術や戦略を物語っている。

アマチュア総合格闘技

• - 数々の試合を通じて、彼女は格闘技界に確固たる地位を築いてきた。

グラップリング

• - 彼女は多くの大会で高いレベルの技術を披露。

総合格闘技タッグマッチ

• - 多様な試合形式にも対応してきた。

獲得タイトル

• - サンボ世界選手権大会　3位（2000年）
• - サンボアジア選手権大会 準優勝（2001年）
• - 全日本ブラジリアン柔術選手権 優勝（2002年）
• - スマックガール JAPAN CUP 2002 ライト級トーナメント 優勝
• - 初代スマックガールフライ級王者
• - 初代DEEP女子フライ級王者

しなしさとこは、その競技人生を通じて、数多くの試合を経験し、タイトルを獲得してきた。今後のさらなる活躍が期待される選手である。

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