しのいカウンティ東武

しのいカウンティ東武：かつて栃木県を彩ったアウトドアレジャースポット

しのいカウンティ東武は、かつて栃木県宇都宮市篠井町に存在した、東武グループが運営するアウトドアレジャー施設でした。1988年11月11日に、「走る、滑る、飛ぶ、狙う」をテーマに、日本初のワイルド・アウトドア・スポーツゾーンとして華々しくオープンしました。

多彩なアクティビティ

この施設では、オフロードバギー、スーパースライダー、グラススキー、パラグライダー（インストラクター付き）、レーザーガンゴルフ、パターゴルフ、BMXなど、多種多様なアクティビティが提供されていました。文字通り、一日中アクティブに楽しめる場所として、多くの人々を魅了しました。1989年3月25日には設備の拡充を経てグランドオープンし、1995年度には16万4,200人もの入場者数を記録するほどの人気を博しました。

特に人気を集めたのが、全長1,600m、高低差54mの本格的なバギーコースでした。ここでは、米国チェノス社製のテクニカルバギーの運転体験をはじめ、手軽に楽しめるワンダーバギー（要普通運転免許）、中学生以上向けの中級コース、小学4年生以上を対象としたF1レース模擬体験など、子供から大人まで楽しめる様々なドライビングアイテムが用意されていました。

アクセス

営業当時は、東武日光線下今市駅から無料送迎バスが運行されており、公共交通機関を利用したアクセスも容易でした。また、車でのアクセスも便利で、東北自動車道宇都宮インターチェンジから約15分の距離に位置していました。

閉鎖と跡地の再利用

残念ながら、しのいカウンティ東武は閉鎖されましたが、1999年9月にはその敷地の一部がヒーローしのいサーキットとして再開業し、サーキット場として新たな歴史を刻んでいます。かつて多くの人々に親しまれたアウトドアレジャースポットの記憶は、形を変えながらも今に受け継がれています。

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