すばらしき仲間

『すばらしき仲間』の歴史と魅力

『すばらしき仲間』（すばらしきなかま）は、1976年1月4日から1992年3月29日までTBS系列で放送されていたトーク番組です。この番組は、毎週日曜日の22:00から22:30の時間帯に放送され、視聴者に多くの感動を与えました。また、本田技研工業（HONDA）が一社提供を行い、中部日本放送（CBC）とイーストの共同制作によって成り立っていました。

番組の構成

この番組の特徴は、芸能人やスポーツ選手、学者など多岐にわたる分野で活躍する人物が3～4人集まり、トークを繰り広げる点です。任された出演者の中の一人が自ら企画に関与するというユニークなスタイルも採用され、多くの視聴者に親しまれました。初回のゲストには、作家の井上ひさし夫妻と藤本義一夫妻が出演しており、番組のスタート時から話題を呼びました。

オープニングテーマには、ジミー時田とマウンテン・プレイボーイズIIが演奏した手拍子のリズムが印象的なカントリー・ミュージック曲が使用され、アニメーションオープニングもポール・デービスによって制作されました。この魅力的なテーマ曲は、観る者に強い印象を与えていました。

番組の変遷

1987年には『すばらしき仲間II』に改題され、番組のスタイルはトーク形式から人物ドキュメンタリー形式にシフトしました。この変更に伴い、テーマ曲も新たにボブ佐久間によるものに編成され、英語のコーラスが導入されるなど、さまざまな革新が試みられました。しかし、TBSの編成上の理由から1992年3月29日で番組は終了し、16年3か月の歴史に幕を下ろしました。『すばらしき仲間』は830回放送されました。

特別番組の復活

番組終了後も、その人気は衰えることがなく、1996年1月3日には特別番組『所&伊東のすばらしき仲間96秘境初ぶろ』が放送され、所ジョージと伊東四朗が司会を務めました。

さらに、2017年12月28日と29日には『すばらしき仲間〜Forever〜』と題した特別番組も放送され、過去の希少な放送分を厳選し、視聴者に再び楽しませる機会となりました。約40年の間に多くの名場面が生まれたこの番組は、今なお多くの人々に愛され続けています。

番組内での共演

また、特筆すべきエピソードとしては、1983年10月16日の放送で民放の4局から各局の看板ニュースキャスターが集結し、「勢ぞろい!!キャスター裏話」座談会が行われたことが挙げられます。この回では新堀俊明が司会を務め、普段見ることのできないキャスター同士の交流が展開されました。

デジタルアーカイブ

放送ライブラリーには、この番組の記録映像も保存されており、その歴史的な記録を現代に伝える役割を果たしています。『すばらしき仲間』は、多くの人々の心に残る、魅力にあふれた番組として記憶され続けることでしょう。

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