それいけ!アンパンマン 空とぶ絵本とガラスの靴

それいけ！アンパンマン　空とぶ絵本とガラスの靴

1996年7月13日公開、国民的アニメシリーズ『それいけ！アンパンマン』の第8作目となる劇場版作品です。同時上映作品は『それいけ！アンパンマン　ばいきんまんと3ばいパンチ』。全日本私立幼稚園連合会、社会福祉法人日本保育協会推薦作品として、多くの子供たちから愛され続けています。キャッチコピーは『忘れないで…夢と希望。』

香美市立やなせたかし記念館オープンを記念して製作された本作は、シンデレラの世界を舞台に、アンパンマンたちがガラスの靴を巡る冒険を繰り広げます。シリーズ初の脚本家である米村正二氏による脚本、そしてゲストヒロイン役を女優の吉野公佳氏が担当するなど、新たな試みが盛り込まれた作品でもあります。音楽にはワルツが数多く使用され、独特の雰囲気を醸し出しています。

あらすじ

ある日、メロンパンナはうさぎ図書館で「シンデレラ」の続編を見つけたことから物語が始まります。しかし、それは誰もが知るおなじみの物語ではありませんでした。ガラスの靴が割れてしまい、シンデレラと王子様は離れ離れに。おとぎの国も不幸に陥っていたのです。

メロンパンナが悲しみに暮れる中、絵本から現れたふくろうの妖精ホッピーは、魔人ガラゴンが原因だと告げます。ガラスの靴を見つければ、おとぎの国はもとに戻るというのです。アンパンマンたちは、絵本のトンネルを通って、おとぎの国へと旅立ちます。

一方、その様子を伺っていたばいきんまんとドキンちゃんも、アンパンマンたちを追って、おとぎの国へ。ガラゴンを操ってアンパンマンを倒そうと企むばいきんまん、そしてガラスの靴を手に入れてお姫様になろうとたくらむドキンちゃん。アンパンマンたちは、彼らの策略を阻止し、ガラスの靴を取り戻すことができるのでしょうか？おとぎの国は、平和を取り戻せるのでしょうか？

登場キャラクター

本作には、おなじみのアンパンマン、ばいきんまん、ジャムおじさん、バタコさん、メロンパンナ、しょくぱんまん、カレーパンマン、チーズ、ロールパンナ、ドキンちゃん、ホラーマン、そしてどんぶりまんトリオ、ハンバーガーキッドらが登場します。

さらに、ゲストキャラクターとして、ガラスの靴を失ってカボチャ人間になったシンデレラ姫（カボちゃん：声 - 吉野公佳）、魔法で巨大なガラスの魔人になった王子様（ガラゴン：声 - 飛田展男）、そしてシンデレラ城の妖精（ホッピー：声 - 伊藤美紀）らが物語を彩ります。それぞれのキャラクターが、個性豊かな演技で物語を盛り上げます。

スタッフ

原作・制作総指揮：やなせたかし
製作：加藤俊三
企画：武井英彦
脚本：米村正二
主題歌：三木たかし
音楽：いずみたく、近藤浩章
キャラクターデザイン・作画監督：前田実
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楽曲

オープニングテーマは「アンパンマンのマーチ」、エンディングテーマは「勇気りんりん」。挿入歌として「かぼちゃんのバラード」「ぼくらはヒーロー」が使用されています。

それいけ！アンパンマン　ばいきんまんと3ばいパンチ

『それいけ！アンパンマン　空とぶ絵本とガラスの靴』と同時上映された作品です。ばいきんまんそっくりのアカキンマンとアオキンマンが登場し、ばいきんまんと共に「バイキントリオ」を結成、アンパンマンに挑みます。

あらすじ

アンパンマンワールドに現れた宇宙船から、ばいきんまんを助けるためにバイキン星から来たアカキンマンとアオキンマンが登場。ばいきんまんは彼らと手を組み、アンパンマンを倒すべく作戦を開始します。

奇襲攻撃でアンパンマンを吹き飛ばし、メロンパンナを川に落としたバイキントリオは、バイキン城で勝利を祝います。しかし、川に流されたメロンパンナと吹き飛ばされたアンパンマンの運命は？

登場キャラクター

アンパンマン、ばいきんまん、ジャムおじさん、バタコさん、チーズ、しょくぱんまん、カレーパンマン、メロンパンナ、ロールパンナ、ドキンちゃん、ホラーマンに加え、ゲストキャラクターとしてアカキンマン（声 - 山寺宏一）、アオキンマン（声 - 福留功男）、シバテンのだいちゃん（声 - 橋本大二郎）が登場します。

スタッフ

制作総指揮・原作：やなせたかし
製作：加藤俊三
企画：武井英彦
プロデューサー：柳内一彦、中谷敏夫、前田伸一郎、山崎喜一朗
脚本：日吉恵
音楽：いずみたく、近藤浩章
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楽曲

エンディングテーマは「ぼくらはヒーロー」。挿入歌として「バイキントリオ 3ばいパンチ」「とんでくるのは誰？」「私はドキンちゃん」が使用されています。

これらの作品は、アンパンマンシリーズの中でも特に人気が高い作品であり、現在でも多くのファンに愛され続けています。

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