それだけがネック

『それだけがネック』 作品解説

『それだけがネック』は、2020年10月から2021年1月にかけてテレビ東京などで放送された日本のテレビアニメ作品です。制作はTIAが担当しました。

あらすじ

物語の舞台は、郊外にひっそりと佇むローカルコンビニ「ホットホットマート」。手作りの惣菜が売りの、どこにでもありそうなコンビニですが、そこには一風変わった従業員たちが働いています。

中でも異彩を放つのが、主人公の武藤。彼は全くしゃべらず、黙々と何かを作り続けており、他の従業員も彼の顔を見て話したことがありません。そんな謎多き武藤を中心に、「ワケアリ」な登場人物たちが織りなす、少し不思議な人間ドラマが展開されます。

登場人物

武藤（むとう）：本作の主人公。「ホットホットマート」でアルバイトをしている男性。無口で謎めいた存在ですが、人が困っている時は放っておけない優しい心の持ち主で、店長や他の従業員からの信頼も厚く、動物にも好かれています。
店長：武藤が働くコンビニ「ホットホットマート」の店長。コミュニケーションが苦手で、極度の対人恐怖症のため、緊張すると不気味な笑みを浮かべてしまいます。普段からマスクで口元を隠しています。
アダム：コンビニ「ホットホットマート」でアルバイトをしている留学生。来日して間もないため、日本の文化や習慣に戸惑うことも。幼い頃からの教育で、人の外見についてあれこれ言うことを控えています。
猫丸（ねこまる）：コンビニ周辺に住み着いている野良猫。普段は人に懐きませんが、武藤には特別な感情を抱いており、彼との触れ合いを通して、コンビニのアイドル的な存在になっていきます。
大塚（おおつか）：今どきのアルバイト研修生。表面的ないい人アピールを嫌い、武藤の姿を見てすぐに辞めてしまいます。
小田（おだ）：サングラスをかけた強面風貌のコンビニの常連客。おにぎりと煮物が好物で、武藤の姿を見てコンビニに来なくなります。
月子（つきこ）：コンビニ近くの会社に勤務するOL。パン派。武藤の姿を見ても全く動じず、普通に接します。
田端（たばた）：コンビニ店員。勤務中でも恋人との連絡が気になり、携帯ばかりいじっているため、周囲からの評価は低い。
上野（うえの）：コンビニ店員。趣味はぬいぐるみ作り。周囲とのコミュニケーションを拒絶し、世界がすべてぬいぐるみに見えている。
秋葉（あきば）：コンビニ店員。好奇心旺盛で、人のテリトリーにすぐ踏み込んでしまう。そんな自分を変えたいと思っている。
空恵（そらえ）：月子の同僚OL。
海奈（うみな）：月子の同僚OL。

スタッフ

監督：井口昇
キャラクター原案：カネヨシ
シリーズ構成・脚本：國吉咲貴
企画：内田忍、船田晃
音楽協力：テレビ東京ミュージック
チーフプロデューサー：蔵本昌也
プロデューサー：山崎朱紀、藤嵜怜那、酒井洋之
制作協力：アクア
アニメーション制作：TIA
製作：「それだけがネック」製作委員会

主題歌・挿入歌

主題歌：「それだけがネック」 - 打首獄門同好会
挿入歌：「月灯りのセレナイト」 - 月子（MoeMi）

関連リンク

TVアニメ『それだけがネック』公式サイト
それだけがネック テレビ東京アニメ公式
* TVアニメ『それだけがネック』公式アカウント (@soredakega_neck) - X（旧Twitter）

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