そーっと歌ってみよう

番組『そーっと歌ってみよう』の詳細

『そーっと歌ってみよう』は、1983年11月8日から同年12月13日まで、テレビ朝日系列で放送されていた音楽バラエティ番組です。本番組は毎週火曜の21:00から21:54まで放送され、後に『わがまま気ままベストワン!!』に改題され、1983年12月20日から1984年3月27日まで放送されました。

番組の概要

本番組は、萩本欽一と彼のファミリーであるコント55号が中心となり、様々なコーナーを展開しました。特に印象的なのは、セリフの代わりに歌を用いてコントを行う「使ってはいけない音楽」というユニークなスタイルでした。このアイディアは視聴者に新しいエンターテインメント体験を提供しました。また、「歌謡大賞」というコーナーでは、全国の一般人がカラオケで受賞シーンを再現するという面白い企画もありました。

しかし、番組は放送開始からわずか1か月で改題され、「わがまま気ままベストワン!!」として新たなスタートを切ります。この改題後は、小西博之と三好鉄生による「歌のベストテン」や、視聴者が選ぶベスト3を扱う山口良一のコーナーが人気を博しました。また、大杉勝男と小堺一機が参加する「そーっと語ってみよう」というコーナーも展開され、本番組の特徴を引き出しました。

出演者

本番組には多彩な出演者が揃い、萩本欽一をはじめ、小西博之、三好鉄生、大杉勝男（元ヤクルトスワローズ選手）、小堺一機、山口良一、そして小張多美子（後の野咲たみこ）などが顔を揃えました。彼らはそれぞれ個性的なキャラクターを持ち、視聴者に笑いと感動を届けました。

スタッフ

企画と構成には秋房子、大岩賞介、永井準、鈴木しゅんじ、益子強、君塚良一が参加し、協力には東洋現像所（のちのIMAGICA）と浅井企画が名を連ねました。演出には一杉丈夫と森岡茂実が担当し、プロデューサーも一杉丈夫が務めました。制作著作はテレビ朝日が行い、幅広い視聴者層にアプローチしました。

関連項目

また、同時期に萩本が水曜21:00枠で放送していた「欽ちゃんのどこまでやるの!?」も彼のレギュラー番組でした。こうした内容は、萩本の多才さを象徴するものとなっています。

本番組は、音楽とコントという二つの要素が見事に融合した作品として今でも多くの人々に記憶されています。毎週の放送が待ち遠しかった視聴者にとって、萩本欽一と彼の仲間たちの活躍は、特別な思い出となりました。

もう一度検索