だるま食品

だるま食品株式会社は、茨城県水戸市に本社を構え、納豆を中心とした食品の製造・販売を手掛ける老舗メーカーです。創業以来、伝統的な製法を守りながらも、時代のニーズに合わせた革新的な商品開発にも積極的に取り組んでいます。

主な製品

だるま食品の主力商品は、何と言ってもこだわりの納豆製品です。そのラインナップは多岐に渡り、伝統製法と厳選素材へのこだわりが光ります。

だるま納豆：包装形態に工夫を凝らした、だるま食品の看板商品です。
藁苞納豆（わら納豆）：稲藁で納豆を包んだ伝統的な製法で作られています。藁の香りが納豆の風味を引き立てます。
経木納豆：木製の経木で包装された、風味豊かな納豆です。
パック入り納豆・ミニカップ入り納豆：手軽に楽しめるパック入りやミニカップ入りの納豆も人気です。
伝承納豆：茨城県産の古品種大豆「だいず農林1号」を使用した、こだわりの納豆です。大豆本来の旨味が凝縮されています。
その他：茨城県産や国産大豆など、産地指定の納豆も多数取り揃えています。

納豆以外にも、様々な納豆加工食品を製造・販売しています。

そぼろ納豆：納豆をそぼろ状に加工した、ご飯のお供にぴったりの一品です。
冷凍餃子：納豆を餡に使用した冷凍餃子です。
納豆ふりかけ：乾燥納豆を主原料としたふりかけです。
壜詰「納豆惣菜」：ご飯のお供やおつまみとして楽しめる納豆の瓶詰惣菜です。
インスタント品：納豆汁、レトルトカレー、インスタントラーメンなど、手軽に納豆を味わえるインスタント食品も展開しています。

さらに、だるま食品は納豆を使ったユニークな菓子も開発しています。

乾燥納豆：減圧フライ加工と天日干しの2種類の乾燥納豆があります。
チョコ納豆：乾燥納豆をチョコレートでコーティングした、意外な組み合わせが人気の菓子です。プレーン、クローブ、シナモン、ジンジャーの4種類があります。パッケージデザインは佐藤卓が手掛けています。過去には、コみケッとSP in 水戸とのタイアップで、さくら小春のイラストを使用した限定商品も販売されました。
納豆ジェラート：イタリアンジェラート専門店「ジェラテリア ルッジェーリ」とのコラボレーション商品です。
* その他：スナックやせんべいなど、様々な納豆菓子を開発しています。

また、納豆の風味をさらに引き立てる「納豆のたれ」も販売しています。

沿革

だるま食品は、1948年に高野商店として創業しました。1970年代にはパック納豆の自動ラインを導入し、水戸駅前の電光掲示板で広告を開始するなど、積極的に事業を拡大しました。1988年に有限会社化し、1997年に株式会社化して現社名となりました。2006年にはチョコ納豆のパッケージデザインを佐藤卓氏が担当し、2008年には茨城県の衛生管理認証制度「いばらきハサップ」第一号を取得しました。同年には、日本最古の大豆品種「だいず農林一号」を使用した納豆「伝承納豆」を発売開始しました。

テレビ番組

だるま食品は、テレビ東京の経済ドキュメンタリー番組「日経スペシャル ガイアの夜明け」で、スーパーの販売網に頼らない納豆メーカーの取り組みが紹介されました。

その他

同名の食品製造会社が北海道札幌市に存在しますが、だるま食品株式会社とは一切関係ありません。

だるま食品は、伝統を守りながらも革新を続ける、水戸を代表する納豆メーカーです。

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