だんだんバス

だんだんバス（DANDAN BUS）

「だんだんバス」は、鳥取県米子市にて運行されている地域のコミュニティバスです。このバスの愛称である「だんだん」は、雲伯方言で「ありがとう」という意味があり、市民に愛される交通手段として親しまれています。

運行概要

このバスは、日本交通と日ノ丸自動車によって運行されています。米子駅を起点にした3つのルートが設定されており、各路線は地域住民や観光客に便利な移動手段を提供しています。

料金体系

運賃の設定は以下の通りです：

• - 大人（中学生以上）: 150円
• - 小学生: 100円
• - 障害者等: 50円
• - 幼児: 無料

また、日本交通や日ノ丸自動車が発行する路線バスの定期券を持っている場合、大人の運賃は100円に割引されます。70歳以上の高齢者には特別定期券「グランド70」を提示すると、運賃が無料となるメリットも用意されています。さらに、「だんだんバス」専用の回数券や定期券も発行しており、利便性が高いです。例えば、1か月の定期券は大人で4,500円、小学生で3,000円とお得です。一部のデジタルチケットや乗放題手形も利用可能で、特に観光客にとっては便利な選択肢です。

沿革

「だんだんバス」は2001年に運行を開始し、当初の料金は大人100円、小学生100円でした。しかし、2007年に大人料金が150円に改定され、専用の回数券が販売されました。2012年には安全性と定時性向上のため、運行ダイヤの見直しも行われました。近年では、運行ルートの拡大や専用車両の導入、さらには2024年に新しく「歴史コース」と「まちなかコース」が本格的に運行されることが決まりました。

現行路線と時刻表

「だんだんバス」の各運行コースは以下の通りです：

• - だんだんコース: 1周9.2kmを50分で運行。平日は30分間隔で21便、週末は19便運行されています。
• - 歴史コース: 1周26分、60分間隔で9便運行。
• - まちなかコース: 1周24分で60分間隔、9便運行。

各コースは連絡しており、乗り換えもスムーズに行えます。ただし、全路線の運行が片方向であるため、逆方向への営業はありません。

車両の概要

バスの運行には、車椅子対応の小型ノンステップバスが使用されており、利便性が考慮されています。専用車両は「ポンチョ」というモデルです。一般的な輸送時には、特別な表示を付けた一般路線バスが用いられることもあります。

送迎の特徴とエピソード

「だんだんバス」は、地域の市民や観光客に欠かせない存在になっています。毎年、地域イベントや観光名所へアクセスするために多くの利用者が訪れ、バスは市民生活にはなくてはならない交通手段として機能しています。特に、観光シーズンには増便を行うこともあり、地域の振興に寄与しています。

まとめ

「だんだんバス」は、米子市の交通を支える重要な役割を果たしており、今後も地域振興や市民の生活をサポートすることが期待されています。

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