つきみ野駅

つきみ野駅について

つきみ野駅（つきみのえき）は、神奈川県大和市つきみ野五丁目に位置する東急電鉄田園都市線の駅です。駅番号はDT26です。1976年に開業し、当初は終着駅でしたが、1984年の線路延伸により途中駅となりました。この駅は、様々な機能を有し、地域の交通の要として重要な役割を果たしています。

駅の歴史

つきみ野駅は1976年10月15日に開設されました。開設当初は単線の1面1線の構造であり、当時は終着駅としての役割を担っていました。1984年には、田園都市線が中央林間駅まで延伸され、途中駅へと変わりました。2013年より、その安全性向上のために昇降ロープ式ホームドアの試験運用が始まり、2018年には可動式ホームドアが導入されました。2019年には、ダイヤ改正に伴い準急の停車駅にもなりました。

駅名の「つきみ野」は、周囲に月見草が生い茂っていたことに由来しており、開発に際して行われた遺跡発掘と関連し、「月見野遺跡群」という名称が付けられました。

駅の構造

つきみ野駅は、相対式ホーム2面2線の地上駅です。トイレは、2007年に改札内に新設され、それ以前は駅舎裏の交番の近くにあった公衆トイレが利用されていました。待合室は上りホームの中央付近に位置しています。

2020年には、駅構内を含む物販店が撤去され、以前あった売店「toks」も閉店しました。このため、現在の駅利用者には飲食物の選択肢が限られています。

のりばとホームドア

つきみ野駅では、国交省のホームドア設置促進計画として、昇降ロープ式ホームドアが導入されました。このシステムは、異なる扉位置を持つ車両にも対応可能で、設置コストを抑えることができる利点があります。2013年7月に設置工事が始まり、試験運用を経て2014年には運用が停止されましたが、2018年には可動式ホーム柵が稼働開始されています。

利用状況

2024年度の1日平均乗降人員は約10,708人であり、利用者数は近年徐々に増加しています。以前は田園都市線の駅の中で特に少ない利用者数を記録していましたが、周辺地域の発展に伴い、利用状況も変化してきました。

駅周辺の特徴

つきみ野駅の周辺には、国道16号や八王子街道が走っており、周辺の主要道路へのアクセスが便利です。駅周辺には、いくつかの学校や公的施設が存在し、地域の生活に密着した環境が整っています。過去には大型スーパーやスポーツクラブが駅前にありましたが、これらは閉店し、跡地にはマンションが建設されました。一方、2020年には駅前に新たに「東急ストアフードステーション」が出店し、利便性が向上しました。

その他、周辺には大和市立の学校や公園、資料館などもあり、地域住民にとって重要な場所です。また、駅前には自転車通行帯も整備されており、自転車利用者にとっても便利な環境が整っています。

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