つくしの観光バス

有限会社つくしの観光バス

有限会社つくしの観光バス（つくしのかんこうバス）は、福岡県筑紫野市に本社を構える貸切バス及び乗合バスの運行を行っている事業者です。1986年2月に設立され、福岡県貸切バス協会に加盟しています。この会社は地域の交通手段を担い、コミュニティバスや観光バスなど多様なサービスを提供しています。

沿革

つくしの観光バスの歴史は1986年の設立から始まりました。2013年7月29日には一般乗合自動車運送事業の許可を取得しました。翌月の8月1日には高速ツアーバスとして運行していた天王寺・梅田・三宮から博多・下関に向かう路線を乗合路線に移行し、新たなサービスを展開しました。しかし、2014年8月30日には高速路線バス「ブルーライナー」が運行を休止しました。

その後、2018年1月4日からは筑紫野市のコミュニティバス「つくし号」の運行を受託し、地域住民の生活に寄与しています。

営業拠点

本社は筑紫野市にあり、北九州営業所は福岡県北九州市門司区においてバス事業部門の業務を行っています。また、福岡市博多区には旅行部門として「A Net Travel」の名で事業を展開しています。

路線

つくしの観光バスは、筑紫野市の委託を受けて運行するコミュニティバス「つくし号」を通じて、地域内の様々な施設へのアクセスを提供しています。このバスは主要な公共施設や医療機関、商業施設、鉄道駅を通り、地域の住民の移動に便利な手段となっています。

筑紫野市コミュニティバス「つくし号」

「つくし号」は、以下の経路で運行されています：

• - カミーリヤ
• - 筑紫駅西口
• - 福大筑紫病院
• - 筑紫野市役所
• - JR二日市駅
• - 二日市西一丁目
• - 二日市温泉
• - 生涯学習センター
• - 済生会病院
• - 筑紫野市役所
• - 朝倉街道駅
• - ゆめタウン
• - カミーリヤ

この路線は片方向のみの運行で、1日に9便が運行されており、大人は150円、子供や障がい者は100円で利用できます。2019年1月4日に筑紫野市役所が移転した際に運行を開始しました。

高速バス「ブルーライナー」

かつて運行されていたブルーライナーは、大阪（天王寺・梅田）と神戸（三宮）を福岡（博多）及び下関と結ぶ夜行高速バスでした。2013年8月1日には乗合バスに移行し、その後の運行は2014年8月29日をもって終了しました。このバスはオーケー商事の主催のもとで運行されていましたが、 ブルーストークによって新たな運行が試みられましたが、2022年にはその運行も休止しています。

その他の業務

つくしの観光バスは、筑紫野市からの委託により、天山地区のスクールバスやカミーリャ巡回の福祉バスの運行も行っています。

関連会社

関連企業には、つくしの交通（タクシー業）、つくしの整備、西日本クリーン、陽光建設があり、全て筑紫野市内に本社があります。

そのため、つくしの観光バスは単なる交通事業者ではなく、地域社会の一部として多岐にわたるサービスを通じて、地元の発展に寄与しています。

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