つちやエンジニアリング

つちやエンジニアリング合同会社の概要

つちやエンジニアリング合同会社は、神奈川県藤沢市に本社を置く企業で、主にレース用車両の開発やレーシングチームの運営、エンジンの開発・メンテナンスを手掛けています。チューニングショップ「25 Racing（にーごーれーしんぐ）」やレーシングチーム「チームサムライ」を統括しており、1960年代に設立された「土屋エンジニアリング」が前身です。

歴史と活動

1971年に創設され、土屋春雄が代表となりレース活動を開始しました。同社は富士フレッシュマンレースで初めて参戦し、その後もFJ1300や全日本FP（フォーミュラ・パシフィック）、全日本F2選手権、地方選手権FJ1600などへのエンジン開発やメンテナンスを進めました。また、自社チームをけん引して全日本ツーリングカー選手権やSUPER GT（旧全日本GT選手権）にも参戦しています。

しかし、経済情勢の悪化を受けて2008年に活動を休止。その後、土屋武士が自身のチームを設立し、2015年からSUPER GTに再参戦しました。初年度にして多くの課題を克服し、2016年にはドライバーズ・チームズチャンピオンの二冠を獲得しました。これにより、つちやエンジニアリングはプライベートチームながらも高い競争力を示し、観客に強い印象を与えました。

現在の活動

近年、同社は現代のレースマシンに求められる高精度なデータ収集をアナログ的な手法で行う独自路線を貫いています。また、データロガーに依存せず、職人の技術やドライバーの感性を生かしたチューニングが特徴です。こうしたアプローチは、「町工場チーム」としての自負を強め、国内外のモータースポーツファンからの支持を集めています。

さらに、2020年にはポルシェ・911のGT3仕様へと車両を切り替え、2022年からはGRスープラを使用して新たな挑戦に力を入れています。これらの活動を通じて、つちやエンジニアリングは「最強プライベーター」としての地位を確立し続けています。

まとめ

つちやエンジニアリング合同会社は、柔軟な発想と革新的な技術を駆使して、これまでのレースの歴史を築いてきました。これからも多くの挑戦を続け、モータースポーツ界においてその存在感をさらに強めていくことでしょう。

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