つめたい別れ

中島みゆき「つめたい別れ」

「つめたい別れ」は、1985年12月21日にリリースされた中島みゆきの17枚目のシングルです。このシングルは、中島みゆき with スティービー・ワンダー名義で発表され、彼女にとって唯一の12インチシングルとして発売されました。

解説

このシングルの最大の特徴は、A面曲「つめたい別れ」に、スティービー・ワンダーがハーモニカで参加している点です。中島みゆき本人は、当時のラジオ番組で「コーラス・ガールやるの初めて」と語っていましたが、実際には1980年に発売された山崎ハコのアルバム『歩いて』で、石黒ケイと共にコーラスとしてクレジットされています。

オリジナル盤のレーベルはA・B面ともにシングル専用のデザインが使用され、B面にも「Miyuki with Stevie Wonder」と記載されています。

「つめたい別れ」は、発表当初オリジナルアルバムには収録されず、後にベストアルバム『Singles』で初めてアルバムに収録されました。また、カナダで発売されたベスト・アルバム『COLD FAREWELL』にも収録されています。

B面曲「ショウ・タイム」は、アルバム『miss M.』からのシングルカットです。

収録曲

1. つめたい別れ
作詞・作曲：中島みゆき、編曲：倉田信雄

2. ショウ・タイム
作詞・作曲：中島みゆき、編曲：後藤次利

演奏者

Drums：渡嘉敷祐一
E.Bass：岡沢章
E.Guitar：土方隆行
Piano・Keyboard：倉田信雄
L.Percussion：木村誠
Chorus：倉田信雄、杉本和世
Strings：ジョーグループ
Harmonica：STEVIE WONDER

収録アルバム

miss M. (#2)
Singles (#1,2)

「つめたい別れ」は、中島みゆきの音楽キャリアの中でも、スティービー・ワンダーとのコラボレーションという点で非常に貴重な作品です。このシングルを通じて、彼女の音楽性の幅広さと、時代を超えて愛される楽曲の魅力を再発見することができます。

また、倉田信雄のアレンジメント、渡嘉敷祐一や岡沢章などの一流ミュージシャンの演奏も楽曲に深みを与えています。ジョーグループのストリングスも美しい音色で楽曲を彩っています。

この曲は、中島みゆきの代表作の一つとして、これからも多くの人々に聴き継がれていくことでしょう。

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