でるラジ

でるラジ

『でるラジ』は、北日本放送（KNBラジオ）が平日午後に制作・放送している帯のワイド番組です。2014年3月31日に放送を開始し、現在も続いています。現在の放送時間は、平日12時40分から16時までの時間帯となっています。

本番組は、それまで5年間にわたり親しまれた『ご近所ラジオKNB!』の後継番組として誕生しました。これは、KNBラジオが推進する『でられディオ』キャンペーンの一環を担うもので、『みんながでるラジオ』というコンセプトを掲げています。このコンセプトに基づき、番組ではリスナーとの積極的な交流を図っています。具体的には、リスナーが電話で番組に参加したり、番組スタッフや出演者が街頭に出て現地からのリポートを行ったり、スタジオに様々な分野のゲストを招いたりするなど、多角的なアプローチでリスナーや地域との接点を増やしています。これらの活動を通じて得られた情報を基に、『でた!データ』と称するユニークな集計データを番組内で紹介することも、本番組の特徴の一つです。

放送時間の変遷としては、番組スタート当初は12時30分からの放送でしたが、2023年4月3日からは開始時刻が10分繰り下げられ、現在の12時40分スタートとなりました。

番組を彩るパーソナリティ陣は以下の通りです（2024年4月時点の情報に基づきます）：

月曜 - 水曜：山下千晴（過去に水曜日の中継を担当した時期もあります）
木曜：平島亜由美
金曜：鍋田恭子、佐藤栄治（佐藤氏は2022年10月より担当。それ以前にも2016年4月から2021年3月まで担当していました）

また、番組の重要な要素である中継コーナーは以下の担当者がいます：

火曜：鍋田恭子
* 水曜：柳川明子

パーソナリティを務める鍋田恭子は、火曜日の中継を担当するほか、特定のコーナー（『鍋田恭子の日清食品ちゅるっト行きましょう!』、第1・第3火曜放送）も担当しており、多岐にわたって番組を支えています。

番組の歴史の中では、多くの個性豊かな出演者がマイクの前や街頭で活躍しました。過去の主な出演者としては、長きにわたりメインパーソナリティを務めた小林淳子（月-木、2014年3月-2021年3月）をはじめ、木下一哉、荒瀬洋太、佐伯翔太といった方々が金曜メインなどを担当しました。また、中継コーナーでは柴田泰佳、柳川明子（月曜担当時期）、大沢綾子、庄司幸寛、雷鳥、岡本恭、長江もみ、網谷辰海、中島真紀子、フィッシュ&チップスなどが番組を盛り上げました。

本番組は、その取り組みが外部からも高く評価されています。2024年5月24日には、富山県氷見市の商業施設から全編生放送された特別企画『氷見を元気に！富山を元気に！能登にも届け！』が放送されました。この放送回は、地域の活性化とリスナー参加を促す企画内容が高く評価され、2024年の日本民間放送連盟賞においてラジオ生ワイド部門の優秀賞を受賞する栄誉に輝きました。受賞した放送では、当時の番組パーソナリティが全員集合したほか、番組内でレギュラーコーナーを担当する女優の室井滋さんも番組開始から終了まで出演し、放送を盛り上げました。

『でるラジ』は、これからも『みんながでるラジオ』として、富山のリスナーや地域と共に歩み、身近な話題から生活情報、エンターテインメントまで、幅広い内容を届けていくでしょう。

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