ときわ町 (苫小牧市)

ときわ町（ときわちょう）

北海道苫小牧市の西部に位置する町。現在の行政区分は、ときわ町一丁目から六丁目までが定められており、住居表示も既に実施されています。

地理

ときわ町は苫小牧市の西部地域に位置しています。町域全体が閑静な住宅街として形成されていますが、特に東西に走る北海道道781号苫小牧環状線沿いには、様々な商業施設が集積しており、地域住民の生活を支える賑わいを見せています。東側は小糸井川を境に川沿町と接し、西側は美原町に隣接しています。南側はJR室蘭本線を挟んで字錦岡に、そして北側は澄川町に面しています。

歴史

この地域の歴史は、1962年（昭和37年）頃に民間業者によって開始された造成事業に遡ります。当時、炭鉱を離職した人々を主な対象として住宅地が分譲され、「常盤団地」という名称で販売促進が行われました。その後の発展に大きく寄与したのは、1973年3月から苫小牧市錦岡土地区画整理組合によって進められた錦岡鉄北東地区の区画整理事業です。この事業により、特に道道苫小牧環状線沿いの土地が商業利用向けに整備され、それを契機として人口が増加し、現在の市街地が形成されていきました。市は、この区画整理事業の完了にあわせ、新たな町を設定する方針で準備を進めました。当初の市の案では、環状線を境に町域を南北の二つに分割する考えがあり、北側は澄川町の一部として、南側については、造成当初から「常盤団地」として住民に広く認識されていたことから、「ときわ町」と命名されることになりました。その際、「常盤」を漢字表記にすると「じょうばん」と読まれる可能性があるため、読み間違いを防ぐ目的で、苫小牧市では初めてとなるひらがなの町名が採用されたと言われています。そして、1977年4月16日、それまでの錦岡の一部が分離され、ときわ町として正式に成立し、一丁目から六丁目までが設定されました。ただし、この時点では今後の住居表示の実施を見据え、三丁目は一時的に欠番とされていました。その後、1990年10月1日には住居表示が実施され、この時に錦岡東地区の一部もときわ町に組み入れられるとともに、それまで欠番となっていた三丁目が改めて設置され、現在の町域が確定しました。

世帯数と人口

2024年（令和6年）11月末現在において、ときわ町の正確な世帯数および人口は定期的に集計され公表されています。

小・中学校の学区

苫小牧市立の小・中学校に通う場合、ときわ町の各住所ごとに定められた学区の学校へ通学することになります。

交通

町内を通過する主要な道路としては、北海道道141号樽前錦岡線と北海道道781号苫小牧環状線があります。公共交通機関としては、道南バスが市内線を運行しており、町内各所へのアクセス手段を提供しています。

主な施設

町内には様々な商業施設、医療機関、公共施設などが立地しています。

三丁目
サンドラッグ苫小牧ときわ店（2025年2月28日オープン予定）
サツドラ苫小牧ときわ町店
アーク整形外科クリニック
苫小牧市ときわスケートセンター
苫小牧市新ときわスケートセンター
四丁目
セブンイレブン 苫小牧ときわ町店
五丁目
ほっともっと 苫小牧ときわ店
甚べい ときわ店
セイコーマート 苫小牧ときわ店
タイヤ館 苫小牧西
臨港昭和交通 西営業所
六丁目
焼肉徳寿苫小牧西店
TSUTAYA 苫小牧バイパス店
ミスタードーナツ 苫小牧バイパスショップ
金剛園 maimai亭
苫西耳鼻咽喉科クリニック

その他

郵便に関しては、郵便番号は059-1261となり、集配業務は苫小牧郵便局が担当しています。警察の管轄については、定められた警察署および地域を管轄する交番・派出所があります。

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