ほっともっと

ほっともっと：持ち帰り弁当のリーディングカンパニー

ほっともっとは、株式会社プレナスが運営する持ち帰り弁当のチェーン店です。2012年時点で、日本の持ち帰り弁当業界において店舗数でトップを誇るまでに成長しました。その歴史は、ほっかほっか亭からの分裂という大きな転換期を経て、現在の地位を確立しました。

ほっかほっか亭との分裂と独立

プレナスは元々、ほっかほっか亭のフランチャイズ運営を行っていましたが、商標権を巡る対立から、2008年にほっかほっか亭から独立することを決断しました。新たなブランド名として「ほっともっと」を掲げ、同年5月15日に新たなスタートを切りました。この時、プレナスが運営していた店舗の大部分が「ほっともっと」に移行しました。また、サンコーという別の会社が運営していた茨城地区の店舗も一時的にプレナスと契約し、後にサンコーが「ほっともっと茨城地区本部」として運営を始めることで、同地区の店舗も「ほっともっと」に統合されました。

急速な店舗拡大

「ほっともっと」は、出店済みの地域に加えて、未出店地域にも積極的に店舗を拡大しました。その結果、2009年には店舗数で本家かまどやを抜き、持ち帰り弁当業界でトップの座を確立しました。2012年2月末の時点で、店舗数は2,758店舗に達し、その勢いは止まるところを知りません。

店舗の特徴

店舗の外観は、木とレンガを基調とした温かみのあるデザインで統一されています。既存の店舗では、ほっかほっか亭時代の外観を一部変更し、看板を付け替えて営業している店舗も見られます。

また、一部店舗では、作りたてのお弁当をすぐに購入できる「ホットショーケース」が設置されており、昼時など混雑する時間帯でもスムーズに購入が可能です。近年では、自動券売機の導入も進み、レジカウンターの縮小やショーケースの撤去も行われています。

さらに、2020年10月には、従来の弁当に加えてオーブン調理の「グリル」と手軽な価格の「カジュアル」という新カテゴリーを導入した「ほっともっとグリル」も展開を開始しました。

特徴的なのは、プレナスの本社がある九州地区には24時間営業の店舗が多いという点です。

全国展開と海外進出

「ほっともっと」は、日本国内の全都道府県に加え、中国、韓国、オーストラリアにも店舗を展開しています。2016年10月には、鳥取県への進出を達成し、47都道府県全てへの出店を達成しました。

海外展開は、現地の企業との合弁会社を通じて行われており、グローバルな規模でのビジネス展開も進んでいます。

広報と広告戦略

「ほっともっと」は、テレビCMやキャンペーンを通じて、積極的に広報活動を行っています。過去には、人気タレントやアイドルグループを起用したCMが話題になりました。特に、AKB48とのコラボレーションは、大きな注目を集めました。

キャッチフレーズも時代に合わせて変化しており、「幸福は、ごはんが炊かれる場所にある。」、「fresh,friendly,fun」、そして「やっぱり、お弁当屋さんのおべんとうはおいしい。」と、その時々のブランドイメージを表現しています。

ロゴは円形であり、赤と黄色を基調としており、中央にはツヤツヤと輝くお米が描かれています。テーマソングには「お弁当を食べながら」が採用されています。

また、スーパー戦隊シリーズや仮面ライダーシリーズといった人気番組への提供も行い、幅広い世代へのアピールに努めています。

不祥事

2013年には、従業員が店舗の冷蔵庫内で寝そべっている画像がSNSで拡散され、大きな問題となりました。この事件を受け、プレナスは当該従業員を解雇し、衛生管理の徹底に努めることを発表しました。このような不祥事を教訓に、再発防止に努めています。

まとめ

ほっともっとは、持ち帰り弁当業界で確固たる地位を築き、その美味しさと利便性から多くの人々に支持されています。過去の分裂騒動や不祥事を乗り越え、店舗の拡大、新サービスの導入、グローバル展開などを通じて、さらなる成長を目指しています。

関連情報
プレナス
日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）
神戸総合運動公園野球場（ほっともっとフィールド神戸）
ほっかほっか亭
ハークスレイ
ファーストフード店の一覧

外部リンク
ほっともっと 公式ウェブサイト
ほっともっと 韓国公式ウェブサイト
好麦道 公式ウェブサイト
ほっともっと（公式） (@hottomotto_com) - X（旧Twitter）
ほっともっと（公式） (hottomotto) - Facebook
Hotto Motto grill (@hottomottogrill_tokyo) - Instagram
* ほっともっと公式チャンネル - YouTubeチャンネル

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