とびだせ!バッチリ

とびだせ!バッチリ

『とびだせ!バッチリ』は、岡本光輝によって作られた漫画およびテレビアニメで、1966年から1967年にかけて放送され、多くの子供たちに親しまれました。本作では、少年探偵バッチリが彼の相棒であるロバとオウムと共に、さまざまな事件を解決し成長していく姿が描かれています。

登場人物

バッチリ

声 - 白川澄子
本作の主人公である少年探偵のバッチリは、鋭い洞察力を持った少年です。彼の特技は、事件が発生した際に耳がピクピクと動く特殊能力です。この能力を活かして、数々の事件に挑む姿は多くの視聴者を惹きつけました。

チビス警部

声 - 愛川欽也
バッチリと共に行動する私服警官で、ガッポリ探偵社の協力者ですが、頼りない一面も持ち合わせています。正義感は強いですが、時にはちょっとしたトラブルを招くことも。

ガッポリ社長

声 - 八奈見乗児
バッチリ達が所属するガッポリ探偵社の社長であり、主にお金を優先する姿勢が特徴です。事件の解決よりも報酬を重視する彼の姿勢は、時にバッチリたちを困惑させます。

ロバ

声 - 愛川欽也
バッチリの相棒であり、話すことができるロバです。彼は非常に心優しく、時にはコミカルな場面を演出しています。なお、アニメ版では『おはよう!こどもショー』にも出演していました。

ベン公

声 - 加藤みどり
ガッポリ探偵社で飼われているオウムで、普段は口うるさいですが、時には意外な方法で役に立つこともあります。

漫画版

本作は『週刊少年キング』において、1966年の45号から1967年の25号まで連載されました。作画はよこたとくおが担当しています。

テレビアニメ版の概要

『とびだせ!バッチリ』のテレビアニメ版は、1966年11月14日から1967年4月15日まで、日本テレビおよびその系列局で放送されました。これは国産アニメの中でも2本目となるシリーズで、初めてのフルカラー作品でもあります。全132話が放送され、当初の放送後も再放送が行われたため、多くの子供たちに愛される作品となりました。

放送は、月曜日から土曜日の毎日18時35分から18時45分に行われ、テレビで見逃した視聴者向けにいくつかの地域では再放送も実施されるなど、人気を博しました。

スタッフ

本作の制作陣は、原作・美術を岡本光輝が担当し、製作は矢元照雄、監修は新倉雅美が行いました。脚本には成橋均や鈴木良武が名を連ね、音楽は宮内国郎が手がけました。演出には片岡忠三と山本狙が参加し、音響面では中野寛治が監督しました。

主題歌

アニメのオープニングテーマ「とびだせ！バッチリ」は、作詞を西田一、作曲と編曲を宮内国郎が行い、歌は加藤みどりが担当しました。同様にエンディングテーマ「バッチリソング」も加藤みどりが歌っており、この歌は視聴者に強い印象を残しました。

放送局

このアニメは、多くの放送局で放送されました。主要な放送局は日本テレビで、他にも仙台放送や福島中央テレビなどでの放送がありました。

このように『とびだせ!バッチリ』は、探偵ものの冒険を楽しみながら成長するバッチリの姿を通じて、教育的かつエンターテイメント性の高い作品として、今でも多くの人々に記憶されています。

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