どどどど!信州イチオシ

『どどどど!信州イチオシ』（どどどど!しんしゅうイチオシ）は、長野県を放送対象地域とするNHK長野放送局が独自に制作・放送している地域情報および教養番組です。2022年4月9日に放送を開始し、以来、毎週土曜日（年末年始や一部の祝日などを除く）の午前7時30分から8時00分にかけて、生放送形式で届けられています。

放送枠と位置付け

本番組が放送される土曜日の午前7時30分から8時00分までの時間帯は、通常、首都圏放送センターが制作する関東・甲信越ブロック共通の番組『NHK NEWS おはよう日本（関東甲信越）』が放送されています。『どどどど!信州イチオシ』は、この共通枠を長野県域向けに差し替える形で放送されており、長野県におけるこの時間帯のローカル情報ニーズに応える役割を担っています。なお、平日の『NHK NEWS おはよう日本（関東甲信越）』においても、午前7時45分から8時00分までのパートのうち、後半の7時55分から8時00分にかけては、長野県向けの内容に差し替えられています。ただし、ゴールデンウィークやお盆期間、年末年始などで『どどどど!信州イチオシ』が休止となる場合は、臨時に『おはよう日本（関東甲信越）』がそのまま放送されます。

番組内容

番組では、長野県や信州地方に深く根差した多岐にわたる話題を取り上げています。具体的には、地元のグルメ、観光スポットの紹介、地域で開催されるイベント情報などが中心となります。これらの情報は、地域に密着した視点から、生活者や観光客にとって役立つ形で提供されます。また、長野県出身の著名人や、県にゆかりのある人物へのインタビュー企画や、スタジオにゲストを招いてのトークなども番組の重要な要素となっています。これらの企画を通じて、信州の魅力を様々な角度から掘り下げ、視聴者の関心を高めることを目指しています。

番組の進行は、NHK長野放送局のアナウンサーである中村慎吾が務めています。また、気象情報は気象予報士の宮本麻衣が担当し、長野県内の詳細な天気予報を伝えています。

土曜日のニュース枠について

土曜日の長野県内のニュース放送体制は、他の曜日とはやや異なります。通常、長野県内のローカルニュースは18時45分から19時00分にかけて放送される『信州645』によって補完されています。これ以外の時間帯、特に朝の時間帯においては、『どどどど!信州イチオシ』の放送時間外のローカルニュースは、前述の『おはよう日本（関東甲信越）』内で放送される首都圏放送センター管轄のローカルニュース枠によって対応される形となっています。

スピンオフ番組『どどどど!夜間部』

『どどどど!信州イチオシ』には、『どどどど!夜間部』という名称のスピンオフ番組が存在します。この番組は、毎週土曜日の23時30分から23時59分までの時間帯に放送されており、通常この時間に放送されている『レギュラー番組への道』を差し替える形で編成されています。「信州に灯る 若者たちの “解放区”」をキャッチフレーズに掲げ、長野放送局の若手ディレクターたちが中心となって制作されています。一般的な番組フォーマットにとらわれない、実験的でチャレンジングな企画が特徴とされています。基本的には長野県域での放送ですが、2023年11月16日には、『NHK地域局発』のコンテンツの一つとして、『夜間部』で放送された「わたし、推しになります 〜信州発アイドル 初ライブの舞台裏〜」が全国に向けて放送されるなど、その取り組みが注目される例もあります。

関連番組

NHK長野放送局では、本番組の他にも、地域情報番組を制作しています。金曜日の夜には、『知るしん 信州を知るテレビ』が放送されています。この番組も、首都圏放送センター制作の『首都圏情報 ネタドリ!』を差し替える形で編成されており、信州に関する深い知識や話題を提供する教養番組としての役割を果たしています。これらの番組を通じて、NHK長野放送局は地域に根差した情報発信を行っています。

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