どよう楽市

『どよう楽市』について

『どよう楽市』は、NHKラジオ第1放送で放送されていた参加型情報ワイド番組です。2007年4月から2011年3月までの毎週土曜日、主に団塊世代に向けた内容で、1940年代から1950年代生まれのリスナーが中心となっていました。この番組は、定年後の新しい人生を迎える人々へ向けて様々なライフスタイルや週末の楽しみ方を提案することを目的としていました。

放送内容

番組では、各地の取り組みを行っている市民や著名人へのインタビューを通じて、多くの情報を提供しました。また、リスナーからのシニア世代に役立つ情報もホームページを通じて募集し、参加型のコミュニティを形成していました。これにより、聴取者同士が情報を共感し、共有する場も生まれていました。

放送時間

『どよう楽市』は毎週土曜日の8:35から10:55の間に放送されていました。この時間帯は、夏休み期間中には「夏休み子ども科学電話相談」や「全国高等学校野球選手権大会ラジオ中継」の影響で休止されていました。しかし、2010年の8月28日には「夏休みスペシャル」として11:50まで延長放送され、特別な内容を届けました。NHKワールド・ラジオ日本でも同時放送されていましたが、短波放送では8時台のみが聴取可能でした。衛星ラジオでは全時間帯で聴取ができ、幅広いリスナーに親しまれていました。

番組の終了と後番組

2011年3月19日をもって『どよう楽市』は終了しました。その後、8時台には「ラジオ文芸館」が放送されることとなり、9時台と10時台には新設番組「カケダセ!」が登場しました。これによって、『どよう楽市』の後を受けて新たな情報番組が展開されることとなりました。

出演者

番組のパーソナリティには、2010年4月から宮本愛子、プロデューサーとして残間里江子が関わっていました。また、リポーターとして飛岡宏年が活躍し、過去には上田早苗アナウンサーや大沼ひろみアナウンサー、さらには三遊亭王楽や江戸むらさきのメンバーも番組に参加していました。

特色あるコーナー

『どよう楽市』には、いくつかの人気コーナーがありました。「今、ここにいます」ではリスナーから寄せられた写真を紹介し、「我が家のニュース」や「楽市カフェ」などは特に好評でした。10時台には「イチオシ中継」があり、飛岡、磯山、野村のリポーターが週交替で中継を担当しました。時折、江戸むらさきのメンバーが登場することもあり、多彩な情報源としてリスナーに親しまれました。

最後に、「ここが気になる」や「思い出ジュークボックス」といったコーナーもあり、リスナー参加型のコンテンツが盛り込まれていたことで、番組の特徴となっていました。これらの取り組みにより、『どよう楽市』はリスナーにとって忘れがたい番組となりました。

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