どんぐりカード

どんぐりカードとは

どんぐりカードは、兵庫県姫路市が独自に発行している、子ども向けの特別なカードです。このカードを提示することで、姫路市内にある特定の文化施設や観光スポットへの入場料や観覧料が無料になります。対象となるのは、姫路市に在住する4歳から中学生までの子どもたちです。

このカードの目的は、子どもたちが地域の文化や芸術、科学に気軽に触れ、豊かな体験を重ねる機会を提供することにあります。施設を積極的に利用してもらうことで、地域への愛着を育み、子どもたちの成長を後押しすることが期待されています。

カードの配布と有効期限

どんぐりカードは、子どもたちが4歳になる時、小学校に入学する時、中学校に入学する時の3回、それぞれのタイミングで在籍している幼稚園・保育園・学校を通じて配布されます。カードの有効期限は、配布された年度の年度末までとなっています。たとえば、小学校入学時に配布されたカードであれば、小学校を卒業する年の3月31日まで利用可能です。

広がる利用範囲

このどんぐりカードは、当初は姫路市独自の取り組みとして始まりました。しかし、平成27年度以降、姫路市が周辺の市町と「播磨圏域連携中枢都市圏形成連携協約」を締結したことで、協約を締結している市町の子どもたちにも配布されるようになりました。これにより、より多くの子どもたちが地域の文化施設を無料で利用できるようになり、その恩恵が広がっています。

対象となる主な施設

どんぐりカードで無料になる施設は、以下の12ヶ所です。これらの施設は全て姫路市内にあります。

1. 姫路城
2. 姫路市立動物園
3. 好古園
4. 名古山仏舎利塔
5. 姫路市平和資料館
6. 姫路市立水族館
7. 姫路市立美術館（常設展のみ）
8. 姫路科学館（常設展のみ）
9. 姫路文学館（常設展のみ）
10. 書写の里美術工芸館
11. 手柄山温室植物園
12. 林田大庄屋旧三木家住宅

これらの施設は、歴史、文化、自然、科学など、さまざまな分野を学ぶことができる貴重な場所です。どんぐりカードを利用して、子どもたちはこれらの施設を気軽に訪れ、楽しみながら学ぶことができます。

配布対象地域

どんぐりカードは、姫路市と連携協約を結んでいる以下の7市8町の子どもたちにも配布されています。

加古川市
高砂市
加西市
相生市
赤穂市
たつの市
宍粟市
稲美町
播磨町
福崎町
市川町
神河町
太子町
佐用町
上郡町

特に稲美町は、どんぐりカード、ひょうごっ子ココロンカード、のびのびパスポートの3種類のカードが全て配布される唯一の自治体となっています。

関連カード

どんぐりカードと類似のカードとして、以下の2つがあります。

のびのびパスポート: 神戸市が発行しているカードで、兵庫県の一部と徳島県の一部で利用可能です。
* ひょうごっ子ココロンカード: 兵庫県が発行しているカードで、姫路市の小・中学生はどんぐりカードと合わせて両方のカードが配布されます。

これらのカードも、子どもたちが地域の文化施設を利用する際に役立ちます。

まとめ

どんぐりカードは、姫路市とその周辺地域の子どもたちが、文化施設を無料で利用できる素晴らしい取り組みです。このカードを通して、子どもたちは地域への愛着を育み、豊かな体験をすることができます。ぜひ、このカードを活用して、地域の魅力を再発見してください。

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