にゃんことカイザー

にゃんことカイザー

『にゃんことカイザー』は、珠月まやによる日本の漫画作品。元々は『もえよん』（双葉社）で連載されていた『ブリードスター』が前身で、雑誌休刊に伴い、一部キャラクターを一新し、タイトルを変更して『まんが4コマKINGSぱれっと』（一迅社）に移籍、連載再開されました。

主人公は、バイオテクノロジーによって生み出された犬・カイザーと、彼を取り巻く3人の幼稚園児たち。彼女たちが繰り広げる、少しばかり下品なネタをふんだんに盛り込んだ、ギャグ4コマ漫画です。

あらすじ

動物の育成を学ぶ「ブリードスクール」に通う個性豊かな3人の幼稚園児たちと、その教師であるバイオ犬・カイザー。彼らの、時に騒がしく、時に心温まる日常を描きます。

登場人物

カイザー:
バイオテクノロジーによって作られたバイオ犬。教師を務めていますが、とにかく下ネタ好き。「○○ってエロくない!?」が口癖で、純粋な幼稚園児たちにセクハラまがいの言動を繰り返す問題児。その度に、りんごから激しいツッコミと制裁を受けています。にゃんこの事が好きで積極的にアプローチしますが、その方法がセクハラまがいなため、全く進展しません。医師免許を持っていましたが、度重なるセクハラ行為により剥奪されました。物語後半では、バイオ技術で人間の幼女に変身できるようになりますが、性格は全く変わりません。

にゃんこ:
ブリードスクールの生徒。カイザーのことは「にゃんこちゃん」と呼びます。純粋無垢な性格で、カイザーの下ネタの意味を理解していません。りんごからの好意にも気づかず、基本的には「みんな良いお友達」というスタンスです。

りんご:
ブリードスクールの生徒。カイザーのことは「りんごっち」と呼びます。にゃんこのことが大好きで、カイザーの魔の手から彼女を守ろうと奮闘します。下ネタにはある程度の知識があり、カイザーへのツッコミ役を担うことが多いです。実家は超が付くほどのお金持ちで、お年玉にゴールドカードをもらったり、クリスマスプレゼントに油田の権利書をもらったりするなど、金銭感覚が一般庶民とはかけ離れています。

からす:
ブリードスクールの生徒。カイザーのことは「からすさん」と呼びます。常にクールで冷静。カイザーの下ネタの意味もりんごの恋心も理解していますが、冷静なツッコミに終始します。お金が大好きで、りんごの財産を狙ったり、医師時代のカイザーと結婚しようと目論んだりする一面も。

ブリードスター

本作の前身にあたる作品。単行本の第1巻と第2巻に収録されています。

ブリードスターの登場人物

犬威わんこ: ブリードスクールの生徒。にゃんこの姉。
鳥島すずめ: ブリードスクールの生徒。こわがり。
猫井音子: ブリードスクールの生徒。動物が嫌い。
薔薇真理: ブリードスクールの生徒。自称プリンセスの良家のお嬢様。
柊桃枝: ブリードスクールの生徒。どんな動物にも好かれる毒舌娘。
ヨン: ブリードスクールの先生。
プリン: メスのバイオ犬。カイザーに惚れている。
弟君: カイザーの弟のバイオ犬。本名不明。

書誌情報

一迅社、全3巻

ISBN 978-4758080118
ISBN 978-4758080378
ISBN 978-4758080712

外部リンク

ミュンヒハウゼン症候群 - 原作者のサイト。同名の精神病等とは関係ありません。
* まんが4コマKINGSぱれっと公式サイト

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