ぬきてるみ

ぬき てるみのプロフィール

ぬきてるみ（本名：貫輝美、生年月日：1988年9月25日）は、日本の女性プロボクサーであり、大阪府大阪市出身です。彼女は真正ボクシングジムに所属し、現在WBOアジアパシフィックバンタム級王者として名を馳せています。また、元OPBF東洋太平洋女子スーパーフライ級王者でもあります。

来歴

ぬきは2013年4月7日にデビューし、プロボクシングの道を歩むことになりました。この日の大阪府立体育会館で行われた試合で、彼女は広岡魅速輝を相手に判定勝利を収め、華々しい初戦を飾りました。続く8月10日、彼女はアゼリア大正にて北脇絵美を相手に再度判定勝利を手にしました。

2013年12月21日、試合は福岡市九電記念体育館で、池田綾乃に対して早々に2ラウンドでKO勝ちを収め、彼女の名は次第に広まりました。2014年には福田香奈との試合でTKO勝ちを収め、11月にはカイ・ジョンソンとの試合でも勝利を手にしています。年末にはタイのペットルークソー・ソープライトーンを相手に1回KO勝利を収めました。

しかし、2015年4月3日には初のタイトル挑戦で、小澤瑶生との東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦に臨みましたが、1-2の判定で初黒星を喫しました。この試合を機にリングネームを「貫輝美」から「ぬきてるみ」に改名しました。その後、彼女は再起をかけた試合で、タンピップ・シットサイトーンを相手に6回TKOで勝利しました。

2016年、ぬきはインティダー・コーアディソンと対戦し、こちらでも2回TKO勝利を収め、勢いを取り戻しました。2017年には大阪府立体育会館で東洋太平洋スーパーフライ級王座を懸けた試合に出場し、ノーンブア・ルークプライアリーに対して3回TKOで勝利し、初タイトルを獲得しました。

その後、彼女は世界王座挑戦を果たしましたが、メキシコのマリアナ・フアレスとの試合では判定負けを喫しました。また、アルゼンチンでのIBF女子世界スーパーフライ級王座挑戦でも判定で敗れています。ただし、彼女は2019年に元WBC女子世界ライトフライ級暫定王者のノンムアイ・ゴーキャットジムと対戦し、再びKO勝利を収めました。

2022年には後楽園ホールにて、アマチュアエリートの晝田瑞希と対戦。しかし、判定で敗れた結果、彼女が保持していた東洋太平洋王座は空位になりました。その後、ぬきは真正ジムに移籍し、新たなスタートを切ります。

2023年初旬、移籍後の初戦として李明恩との試合に臨み、TKO勝利を収めました。さらに2024年に入ると、モニカ・シングとのWBO女子アジアパシフィックバンタム級王座決定戦で6回TKO勝利を挙げ、見事に新たなタイトルを獲得します。同年6月には初防衛戦を行い、菊池真琴に判定勝ちを収め、王座を守ることに成功しました。10月にはWBC・WBO世界女子バンタム級のディナ・ソルスランドに挑戦しましたが、残念ながら判定負けに終わりました。

戦績

プロとしての戦績は21戦、15勝（10KO）、6敗という成績を収めています。多くの試練を乗り越え、彼女は女子ボクシング界での地位を確立し続けています。

獲得タイトル

• - OPBF東洋太平洋女子スーパーフライ級王座（防衛0回=返上）
• - WBO女子アジアパシフィックバンタム級王座（防衛1回）

ぬきてるみは、その情熱と努力でボクシングを続けており、今後のさらなる活躍に期待が寄せられています。

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