ぬゆり

ぬゆり：多才な音楽家

ぬゆり（3月14日生まれ）は、日本の音楽シーンで独自な存在感を放つボカロP、シンガーソングライターです。彼は、ソロプロジェクト「Lanndo」としても活動しており、その音楽性は幅広い層から支持を得ています。

音楽活動の軌跡

幼少期からピアノに親しんでいたぬゆりは、ある時、シーケンサー機能付きのアプリを手にしたことがきっかけで作曲を始めました。それまで音楽を積極的に聴くことは少なかったものの、2011年頃にハチやwowakaといったアーティストの楽曲に触れたことで、VOCALOIDに強い興味を持つようになります。

2016年以降、「フラジール」「フィクサー」「命ばっかり」「ロウワー」など、数々のヒット曲を世に送り出し、ボカロPとしての地位を確立。その一方で、2018年には、ずっと真夜中でいいのに。のデビュー曲「秒針を噛む」の作曲・編曲を担当するなど、その才能は多岐にわたります。

2019年には、ソロプロジェクト「Lanndo」を始動させ、シンガーソングライターとしての活動も本格化させます。そして2021年7月26日には、Lanndo名義でEveとsuis（ヨルシカ）をゲストボーカルに迎えた楽曲「宇宙の季節」をリリースし、メジャーデビューを果たしました。

音楽性と人物像

ぬゆりは、東京事変やハヌマーンといったアーティストから強い影響を受けていると公言しています。彼の楽曲は、メロディーと編曲を同時に考えながら制作されるのが特徴で、その緻密な構成と独特な世界観は、多くのファンを魅了しています。

活動初期には「ヌルット」という名義を使用していた時期もありました。また、彼は同じVOCALOIDを使用する際も、楽曲ごとに細かく調声を変えており、「VOCALOIDは自分の音楽を共に表現してくれる存在」と語っています。この言葉からも、彼の音楽に対する真摯な姿勢が伺えます。

ディスコグラフィ

ぬゆり名義では、配信シングル、ミニアルバム、フルアルバム、インストアルバムを発表しています。Lanndo名義でも、配信シングル、アルバム、インストアルバムをリリース。さらに、他のアーティストへの楽曲提供も積極的に行っています。

楽曲提供例

Sou「はくしの春」 - 『蒼』収録
ずっと真夜中でいいのに。「秒針を噛む」※一部作曲・編曲
ずっと真夜中でいいのに。「眩しいDNAだけ」※編曲
ずっと真夜中でいいのに。「ハゼ馳せる果てるまで」※編曲

コンピレーションアルバム参加

「昨日の今日」 - 『8it linkage』収録
「古臭い子供達」 - 『ノスタルジックパレット』収録
「終了しました」 - 『センタマクラスタCD』収録
「皮膚」 - 『43°C』収録
「新しい夜」 - 『滲む電波と小惑星』収録
「灰になってしまいそうだ」 - 『mementomori』収録
「雨にくじら」 - 『43min dancing.』収録
「理由あって未だ」 - 『アルコルの改葬』収録
「溺れてしまった」 - 『褪せる雪華と融解点』収録
「うつら」 - 『アルカロイドに溺れる』収録
「ターミナル」 - 『Vocaloseasons feat.初音ミク ～winter～』収録
「ディカディズム」 - 『心華EP～春とら！～』収録


タイアップ楽曲

「ぼくらしかしらない」 - 「KONAMI SOUND VOLTEX VERSION 3制作決定記念オリジナル楽曲コンテスト」採用・収録
「Stleq」 - 「KONAMI SOUND VOLTEX The 4th KACオリジナル楽曲コンテスト」採用・収録
「アナーキーインザ夕景」 - 「みんなでここなつをプロデュース！オリジナル楽曲コンテスト」採用・収録
「Sadistic Stabbing」 -「KONAMI SOUND VOLTEX IV 制作決定記念オリジナル楽曲コンテスト」採用・収録
「終末じゃない」 - 「SIX SICKS」キャラクターソング
「Mellow Intensity」 - 『ボカロで覚える高校英単語』収録
「Designed desires」 - 「Caligula2 -カリギュラ2-」キャラクターソング
「folern」 - 「CHUNITHM」書き下ろし楽曲
「ロウワー」 - 「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」書き下ろし楽曲
「心眼」-TVアニメ「シャドウバースＦ(フレイム)」オープニングテーマ

外部リンク

nulut official website
ぬゆり(Lanndo) | TOY'S FACTORY
Lanndo / nulut Official - YouTubeチャンネル
ぬゆり - ニコニコ動画ユーザーページ
ぬゆり/Lanndo (@nulut) - X（旧Twitter）
ぬゆり/Lanndo (@nulut) - Instagram
ぬゆり (@nulut_lanndo) - TikTok
ぬゆり - ピアプロ

ぬゆりの音楽活動は、今後も多くの音楽ファンを魅了し続けることでしょう。

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