ヨルシカ

ヨルシカ

ヨルシカは、日本から誕生した人気音楽ユニットで、コンポーザーのn-bunaとボーカルのsuisの二人から構成されています。2017年に結成されたこのバンドは、2019年にメジャーデビューして以来、多くの支持を集めてきました。ユニバーサルJに所属し、幅広いジャンルの音楽でリスナーを魅了しています。

バンドの結成とコンセプト

n-bunaが作曲家としてのキャリアを持つ中で、彼はまた、ワンマンライブにゲストボーカルとして参加したsuisと出会い、この二人の出会いがヨルシカの結成へと繋がりました。n-bunaは自らのプロジェクトを「バンド」とは少し異なる概念として捉えており、ヨルシカを一つの作品と位置付けています。顔や詳細なプロフィールを大々的には公開せず、作品の内容が中心となるように配慮しているのも特徴です。

バンド名の由来は、1stミニアルバム『夏草が邪魔をする』からの楽曲「雲と幽霊」の歌詞に由来しています。また、アルバムアートやロゴデザインは久保木香によって手掛けられ、独自の視覚的表現が施されています。「6時から夜」という意味の込められたロゴは、月が向かい合っている図案で、時計の針の形も併せ持っています。

音楽の軌跡

ヨルシカの音楽は、リリースごとに注目を集め、特に2ndミニアルバム『負け犬にアンコールはいらない』はオリコン週間ランキングで5位を記録しています。また、2020年にリリースされた3rdアルバム『盗作』は、ストリーミングサイトで数々のランキング1位を獲得するなど、高い人気を誇っています。

特筆すべきは、「ただ君に晴れ」のミュージックビデオが1億回を超える再生数を記録し、2023年にはその再生回数が2億回を突破したことです。その人気ぶりは、YouTubeチャンネルの登録者数にも表れており、2021年にはその数が200万人を越えました。

メンバーとサポートメンバー

n-buna

n-bunaは、オリジナル楽曲の作詞、作曲、編曲を手掛け、時にはボーカルも担当しています。多くの楽曲において彼のリードギターやソロパートが重要な役割を果たしており、彼の使用するギターは多種多様です。

suis

suisは、ほとんどの楽曲でボーカルを務めており、彼女の透明感のある歌声がヨルシカの魅力の一つとなっています。

サポートメンバー

ライブやレコーディングでは、数名のサポートメンバーが活動を支えています。ギター担当の下鶴光康、ベースのキタニタツヤ、ドラムのMasack、そしてピアノ・キーボードの平畑徹也がメンバーとして関わっています。

音楽アルバムと映像作品

近年では、2023年4月にリリースされた音楽アルバムに基づいた初の音楽画集『幻燈』が話題となりました。この画集は、加藤隆氏によるアートで構成されており、デジタル技術を用いて視覚と音楽を融合した新しい試みとなっています。

ヨルシカの音楽は、リリースごとに新しい風を吹き込みながら、リスナーとつながる独自の世界観を展開しており、今後の活動にも大いに期待が寄せられています。

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