ぬるぺた

『ぬるぺた』の世界観とキャラクター

『ぬるぺた』は、ゲームとアニメが連携したオリジナルメディアミックス作品で、独特なストーリーが魅力です。2019年10月から12月までアニメが放送され、2020年1月31日にはゲームが登場しました。これら両方は、「ぬる」と「ぺた」という姉妹を中心とした物語でつながっていますが、メディアによって異なる表現や世界観が展開されます。

主なキャラクター

ぬる

• - 声 - 和氣あず未

ぬるは天才的な発明家であり、小学生の女の子です。年齢に相応しい性格を持ちながらも、その学術的な才能の高さから学校では浮いた存在となり、不登校が続いています。極端な人見知りでもあり、他人から話しかけられるとあたふたしがちです。彼女は事故によって亡くなった姉、ぺたをロボットとして蘇らせますが、彼女の生前の性格に振り回されることもしばしば。時にはお節介なぺたにうんざりすることもありますが、心のどこかでは彼女を大切に思っています。姉の事故死は、ぬるにとって重要なトラウマの一つです。

ぺた / ぺたロボ

• - 声 - 上田麗奈

ぺたはぬるの姉として描かれ、作中ではすでに故人です。彼女は自転車で通学中、トラックに轢かれて命を落としましたが、ぬるの手によって生前の記憶を持たせた「ぺたロボ」として復活します。ぺたロボはぬいぐるみのような外見をしており、多機能であるものの、料理の腕前は壊滅的です。特に「暗黒チャーハン」が得意料理です。また、電池式で動作しているため、バッテリーが切れると機能停止し、ウイルスに感染すると熱を出すこともあります。彼女は優しくお節介な性格で、学校に通わないぬるを何とかして学校に行かせようと奮闘します。

かき

• - 声 - 山本真綺

かきは、ぬるにかき氷をふるまい、海で遊ぶ少年少女の一人として登場します。彼女はぬるの話に関心を持ち、素直な感想を返します。これにより、ぬるは少しずつ心を開くきっかけを得ていくことになります。

用語解説

作品内には、様々な専門用語や概念が登場します。たとえば、リアルタイムアタック（RTA）やRSA暗号など、情報技術に関連した用語が使われており、視聴者に新たな知識を提供します。また、トポロジーやポアンカレ予想、フラクタルといった数学用語も散見され、知的な側面が作品のテーマの一部として強調されています。

アニメとゲーム

アニメは、2019年10月から12月までAT-Xやチバテレで放送され、パッケージ版では限定の13話も収録されています。また、2019年12月21日にはニコニコ生放送で「ぬるぺたラジオ」が配信され、全話一挙放送のイベントも行われました。

一方、ゲームは2020年1月31日にSteamでリリースされ、題名は「ぬるぺた -クイーンバグの襲来-」です。プレイヤーはぺたとぺたロボを操作し、冒険しながらバグを撃退するアクションゲームが楽しめます。発売前には世界観を示すイメージボードも公開されました。

制作スタッフ

本作品の制作には多くの才能が集結しており、原案・脚本をはとが手がけ、監督は小倉宏文が担当しています。キャラクター原案は竹嶋えく、音楽は岸田勇気が担当しており、アニメーションはシンエイ動画が制作しました。このように多彩なスタッフにより、高品質の作品が生み出されています。

『ぬるぺた』は、魅力的なキャラクターと奥深いストーリーが交差する作品であり、アニメとゲームの相乗効果が楽しめるメディアミックスの楽しさを体現しています。

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