ねくじぇねトーナメント

ねくじぇねトーナメント

「ねくじぇねトーナメント」は、東京女子プロレス（TJPW）が主催する、若手選手育成を目的としたシングルマッチのトーナメント戦です。大会名は『ねくじぇねトーナメント'◯◯』と表記され、◯◯には開催年の下2桁が入ります。「ねくじぇね」は「ネクストジェネレーション（Next Generation）」の略称で、TJPWの未来を担う若手選手の育成に焦点が当てられています。2023年には、大会の模様を追ったドキュメンタリーが東京女子プロレス公式YouTubeチャンネルで配信されました。

大会の概要

このトーナメントは、東京女子プロレスに所属、またはレギュラー参戦している若手選手によって争われます。全試合シングルマッチで行われ、出場選手の個々の力量が試されます。初戦の組み合わせは抽選で決定され、その模様は公式YouTubeチャンネルで公開されます。トーナメントの公式戦は、通常の大会に組み込まれる形で開催され、ファンにとっても見逃せない要素となっています。

初回となった2023年大会では、1回戦と準決勝が15分1本勝負、決勝が20分1本勝負という時間制限付きのルールで行われました。しかし、2024年大会では、東京プリンセスカップと同様に、全試合時間無制限1本勝負へと変更され、より選手のスタミナと実力が試される形式となりました。

優勝者にはメダルが授与されるだけでなく、2024年大会では、東京女子プロレスが管理するタイトルのいずれかに挑戦できるという特典が与えられました。この挑戦権はタッグタイトルにも適用され、2024年大会で優勝した風城ハルは、準優勝の凍雅をパートナーに指名し、当時121000000（山下実優&伊藤麻希）が保持していたプリンセスタッグ王座に挑戦するという異例の展開を見せました。

各大会の結果

ねくじぇねトーナメント'23（2023年）

参加選手：HIMAWARI、上原わかな、鈴木志乃、凍雅、大久保琉那、風城ハル
優勝：上原わかな
準優勝：HIMAWARI

2023年大会には、全員が2023年にデビューした選手が出場しました。11月3日の新宿FACE大会で1回戦、11月19日のエディオンアリーナ大阪第2競技場大会で準決勝が行われ、上原わかなとHIMAWARIが決勝に進出。12月1日の東京女子プロレス誕生10周年記念興行で行われた決勝戦では、上原わかなが変形スリーパーホールドでHIMAWARIからギブアップを奪い、初代ねくじぇね女王の座に輝きました。

ねくじぇねトーナメント'24（2024年）

参加選手：HIMAWARI、上原わかな、鈴木志乃、凍雅、風城ハル、七瀬千花、高見汐珠、キラ・サマー
優勝：風城ハル
準優勝：凍雅

2024年大会では、前年大会に出場した5名に加え、2024年にデビューした七瀬千花、高見汐珠、キラ・サマーの3名が新たに参加しました。1回戦は10月13日から11月3日までの4大会で1試合ずつ行われ、準決勝は11月16日に前年と同じエディオンアリーナ大阪第2競技場大会で開催されました。11月22日の新宿FACE大会で行われた決勝では、風城ハルがフィッシャーマンズ・スープレックスで凍雅から3カウントを奪い、優勝を果たしました。

関連情報

東京プリンセスカップ: 東京女子プロレスが2014年から毎年夏に開催しているトーナメント戦。
じゃじゃ馬トーナメント: センダイガールズプロレスリングが主催する若手選手のトーナメント戦で、2008年から不定期で開催されています。

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