ねこぐち

ねこぐち: 日本の漫画家のキャリアと人物像

生い立ちと初期の経歴

ねこぐち（1985年12月26日生まれ）は、石川県河北郡内灘町を故郷に持つ日本の漫画家です。彼は14歳の時に初めて漫画を完成させ、名門の『ジャンプ』にて手塚賞に挑戦しましたが、残念ながらその時は選ばれることはありませんでした。この頃から彼の漫画への情熱は確固たるものとなり、以降進学した大学では漫研に所属し、画力やストーリーの構築に磨きをかけ始めました。

漫画家への道

2007年、彼は大学を休学し、9月に投稿した作品が編集者の目に留まり、担当を得ることになります。しかし、最初の挑戦となる第61回新人コミック大賞少年部門では、残念ながら受賞は果たせませんでした。それでも彼は諦めず、2008年には『RING』でまんがカレッジ3・4月期努力賞を受賞し、さらに同年12月には『CHERRY CASSIDY』で第63回新人コミック大賞少年部門に入選し、徐々に脚光を浴びるようになります。

デビューとその後

彼は2010年7月に、クラブサンデーで短編『ANUBIS』でデビューを果たします。この頃、福田宏の下でアシスタントとしての経験も積み、その影響が作品に大きな変化をもたらしていることは言うまでもありません。しかし、彼は好きな部分だけ描くことに限界を感じ、思考と表現の葛藤を抱えます。その際、師匠福田から得た貴重なアドバイスが、彼の未来に繋がる道標となったのです。

2013年には短編『てらるな!』をクラブサンデーに掲載し、14年には少年サンデーSにて短編『ジゼル』が発表されました。これを経て、2015年には週刊少年サンデーSで連載作品『天野めぐみはスキだらけ!』を開始。同作品は同年の連載ものとして大きな反響を呼び、連載3回目には週刊少年サンデーに移籍します。2021年までの約5年間、全28巻が刊行され、彼の代表作となりました。

2022年から2023年には、『このマンガのヒロインは守崎あまねです。』という新たな連載を展開し、合計5巻の作品を世に送り出しています。

人物像

ねこぐちのキャリアには福田宏の存在が欠かせません。福田は、彼が漫画を描く際の指標となるような存在であり、ねこぐちは「女の子のお尻が描きたい」と直球な言葉で返答し、時には福田を悩ませることもありました。このようなユーモアと真剣さは、彼の作品作りにも反映されていると言えるでしょう。

代表作

• - 天野めぐみはスキだらけ! (『週刊少年サンデーS』2015年10月 - 12月、移籍後『週刊少年サンデー』2016年3号 - 2021年40号、全28巻)
• - このマンガのヒロインは守崎あまねです。 (『週刊少年サンデー』2022年22・23合併号 - 2023年26号、全5巻)
• - ライフセーバーウィッチ (『週刊少年サンデー』2024年36号)

まとめ

ねこぐちは、独自の視点やテーマを持ち続け、漫画の世界で確固たる存在感を示しています。彼の成長と作品に対する情熱は、多くの読者に愛され続け、今後の活躍がますます期待されます。

もう一度検索