のしろ (護衛艦・初代)

護衛艦「のしろ」に関する詳細

護衛艦「のしろ」（ローマ字：JDS Noshiro, DE-225）は、日本の海上自衛隊に所属する護衛艦で、ちくご型護衛艦の11番艦です。この艦名は、米代川の下流にあたる能代川に由来しており、旧日本海軍の阿賀野型軽巡洋艦「能代」の名を受け継いでいます。「のしろ」は、その誕生から47年以上にわたって、日本の防衛に貢献してきました。

艦歴の概略

「のしろ」は、1976年の昭和48年度計画に基づく警備艦として、三井造船玉野事業所で1月27日に起工され、同年の12月23日に進水しました。そして1977年6月30日に就役し、最初は横須賀地方隊第33護衛隊に配属されました。この艦は、初めて海上に浮かぶときから、海上自衛隊の一員としてその役割を果たしました。

1979年には、第4護衛隊群の第35護衛隊に編成替えを受け、大湊を定係港として新たな任務を開始しました。その後、1982年には大湊地方隊隷下に再編成され、さらに1985年には呉地方隊第38護衛隊に編入されました。このように「のしろ」は、数回にわたって部隊の異動を繰り返しながら、その運用を続けてきたのです。

就役から除籍までの航路

「のしろ」が就役している間、彼女は総航程54万1,588.9浬、つまり地球を約25周分の距離を走行しました。この数値は、艦艇としての運用が非常に広範囲であったことを示しています。彼女は数々の任務に従事し、海上自衛隊の重要な任務を担い続けてきました。

2003年3月13日には、正式に除籍されましたが、その長きにわたる服務の中で培われた経験は、今もなお海上自衛隊の一部として生き続けています。

脚注と参考文献

「のしろ」についての詳しい情報は、石橋孝夫の著作『海上自衛隊全艦船 1952-2002』や、『世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』で確認することができます。これらの文献は、護衛艦の歴史を深く知りたい人にとって、貴重な情報源となることでしょう。

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