はぐれ刑事純情派の登場人物

はぐれ刑事純情派の登場人物

テレビ朝日の刑事ドラマ『はぐれ刑事純情派』に登場する個性豊かなキャラクターたちを解説します。

警視庁山手中央警察署 刑事課

安浦吉之助

演 - 藤田まこと

巡査部長（特任）。本作の主人公であり、山手中央署の名物刑事です。試験ではなく、事件解決の功績で昇進を重ねた万年ヒラですが、その人情味あふれる捜査は多くの人々に愛されています。横溝署長、川辺課長、三波鑑識課員からは「安（やっ）さん」と呼ばれ、競馬と酒と美人が好きな、どこにでもいるような中年男性です。

普段は温厚な性格ですが、市民を食い物にする暴力団や闇金融には決して容赦しません。更生の可能性のある人物には、機会あるごとに足を洗うように促し、自ら就職や社会復帰の手助けも行います。一方で、初期のシリーズでは取調室で容疑者に暴行するなどの過激な一面もありました。

娘が2人いますが、血の繋がりはありません。高級バー「さくら」には毎日のように通い、ママの片桐由美とは、プロポーズまがいのやり取りを繰り広げる関係です。

最終回スペシャルでは、弁護士殺害事件の真相を究明するため、退職届を提出して捜査を続けます。事件解決後には由美にプロポーズし、長女のエリが妊娠するという喜ばしい出来事もありました。

2010年2月17日、安浦を演じた藤田まことが大動脈破裂のため76歳で死去されました。

田崎晴子

演 - 岡本麗

巡査。「女安浦」の異名を持ち、上司にも臆することなく意見を言う、頼りになる存在です。女性の被害者や被疑者の聴取を担当することが多く、安浦とコンビを組んで捜査活動を陰で支え続けました。安浦に好意を抱いており、由美をライバル視していましたが、次第に良き女友達となります。

ファイナル第1話では、好意を抱いていた須藤一彦が殉職し、彼の息子・健太を養子に迎えます。2005年年末SPで警察を退職し、高齢者福祉の職に就きました。

里見大観

演 - ぼんちおさむ

巡査長。「安浦の一番弟子」を自負する、直情型の刑事です。自動車運転技能は刑事課随一で、若手刑事の指導も担当します。第11シリーズでシングルマザーのタクシードライバー・坂上恵子と結婚し、連れ子の父となりました。

第16シリーズで警視庁捜査一課への栄転話を蹴って退職し、妻と同じタクシードライバーに転身しました。

その他の刑事たち

新藤一：演 - 木村一八
浅野信一：演 - 吉田栄作
高木直：演 - 大場順
今井哲也：演 - 若林哲行
三田謙一郎：演 - 深江卓次
中上剛：演 - 西島秀俊
肥田健一：演 - 清水貴博
山岡雄作：演 - 城島茂（TOKIO）
森村玲子：演 - 七瀬なつみ
野田秀幸：演 - ケイン・コスギ
林勇作：演 - 賀集利樹
五十嵐美和：演 - 森ほさち
須藤一彦：演 - 国広富之
真木大輔：演 - 村上信五（関ジャニ∞）
夏目修二：演 - 植草克秀（少年隊）
小池瑤子：演 - 池上季実子
原口淳平：演 - 町田慎吾

川辺精一

演 - 島田順司

刑事課長。階級は警部。上司にはへつらい、部下には辛く当たる、典型的な中間管理職です。安浦の捜査方法に頭を悩ませながらも、その能力を認めています。大変な恐妻家で、ストレスが原因で胃薬をよく服用しています。

三波健治

演 - 加藤茶

鑑識課主任。階級は警部補。安浦とはかつてコンビを組んでいた古馴染みです。短気で口は悪いですが、仕事への責任感は強く、鑑識の領分を侵されることを何よりも嫌います。2003年SPで責任を取って辞職しました。

横溝重忠

演 - 梅宮辰夫

山手中央署長。階級は警視。安浦の一番の理解者であり、その捜査を全面的にバックアップします。趣味は釣りと料理で、署長室で料理のレシピをまとめる姿がよく見られました。

2019年12月12日に梅宮辰夫も慢性腎不全のために81歳で死去されました。

その他

城山竹子：演 - あき竹城
片桐由美：演 - 眞野あずさ
安浦ユカ：演 - 小川範子
* 島崎（結婚改姓前は安浦）エリ：演 - 松岡由美

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