はしゃいで○○大放送

『はしゃいで○○大放送』の紹介

『はしゃいで○○大放送』は、1985年から1987年までの間、ラジオたんぱ（後のラジオNIKKEI）第1放送で放送されていた人気ラジオ番組です。平日の夕方に放送されるこの番組は、愛称で「はしゃ○」とも呼ばれており、多くのリスナーに親しまれました。

番組の背景と放送スタイル

この番組は、前作である『日本全国ヤロメロどん!』から引き継がれたフォーマットを基にしています。放送は東京本社の第0スタジオからの生放送形式で、リスナーとのインタラクションを大切にしたものでした。1986年からは曜日ごとに放送時間が変更され、午後5時台に登場するパーソナリティが2部制から1部制へと移行しました。

ここで重要なのは、当時の人気パーソナリティたちが新しい顔ぶれと交代しつつ参加していた点です。大橋照子や斉藤洋美といった有名パーソナリティは番組から卒業した後、小森まなみが重要な役割を担うようになりました。さらに三ツ矢雄二や水島裕も続投し、彼らの個性が番組に色を添えました。

番組の特色とコーナー

『はしゃいで○○大放送』では、リスナーの参加を促進するさまざまなコーナーが設けられました。たとえば清沢洋恵の「お姉さま! おしえて、おしえて」や三ツ矢雄二の「はがきでおしりとり」といった、聴取者が気軽に参加できる企画が人気を博しました。また、「はしゃ○友の会」なるリスナー同士の交流の場も設けられ、八ヶ岳などへのバスツアーも行われました。

1986年4月からは、毎週土曜日に特別番組「はしゃ○サタデースペシャル」がスタートし、3時間にわたってパーソナリティが勢揃いする形で放送されました。この特番では、野球に関する面白いレポート企画などが話題を呼びました。

放送時間とパーソナリティ

1985年4月から1986年3月までは、平日の毎日16時から2部構成で放送されましたが、その後1986年4月からは、より短い時間に集約された形で放送されるようになりました。パーソナリティは多彩で、更新されるメンバーによって異なる魅力が引き出されました。たとえば、4月からは坂上忍や冨永みーな、嶋方淳子などが新たに加わり、番組内容は進化していきました。

番組のエピソード

『はしゃいで○○大放送』の名物の一つに、リスナー参加型の公約がありました。1985年に小森まなみが「阪神が優勝しなければリスナーを無料でツアーに招待する」と発言したことがありましたが、阪神が優勝したためその公約は実現しませんでした。しかし、この出来事から、スタッフ側が以後の「賭けごと」に関する厳重な方針を設けることになったのです。

番組は1987年3月まで放送され、多くのリスナーに楽しい時を提供しました。当時の音楽や生放送ならではの雰囲気は、今でも語り草になっています。個性的なパーソナリティや参加型企画が織りなす番組は、リスナーの心に深く刻まれ、懐かしむ人々の間では特別な思い出となっています。

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