日本全国ヤロメロどん!

日本全国ヤロメロどん!

「日本全国ヤロメロどん！」は、1983年4月から1985年3月まで、ラジオたんぱ（現在のラジオNIKKEI）で放送されていた人気ラジオ番組です。この番組は、平日の月曜日から金曜日の16:00から18:00、さらに土曜日の17:00から18:00の時間帯に放送され、多くのリスナーに親しまれていました。

番組の背景と構成

この番組は、以前の『ヤロウどもメロウどもOh!』や『ヤロメロジュニア出発進行!』という二つの番組を統合して新たにスタートしました。これにより、通称『ヤロメロワイド』として、各曜日に1番組が設けられた形となりました。すべての放送は東京本社の第0スタジオからの生中継で行われ、活気に満ちた番組作りがされていました。

番組のテーマ曲には、メイナード・ファーガソンの『デ・ジャブー』が使われ、そのノリの良さがリスナーを惹きつけていました。さらに、当時のパーソナリティ陣である大橋照子、斉藤洋美、小森まなみの『たんぱ三人娘』は前番組から引き続き出演し、放送の魅力を引き上げていました。特に『大阪ヤロメロ』と呼ばれる大阪支社からの放送も同時進行で行われ、多元的な楽しいトークが繰り広げられました。

番組の変遷

しかし、1983年10月には大阪支社からの放送が終了し、斉藤洋美も卒業を迎えました。1984年3月には土曜日の放送終了が決まり、番組は徐々に形を変えていきました。大橋照子は、1985年2月28日の放送を最後に降板することとなり、彼女は配偶者の転勤のため渡米することになりました。この最終回は非常に感動的で、スタジオは別れを惜しむリスナーで溢れ、隣のビルで送別会が開かれるほどでした。

このように、毎週の放送を通じて多くの思い出を作ってきた「ヤロメロ」の歴史は、ファンにとっても愛しいものだったのです。大橋照子の卒業後、小森まなみが引き続き後番組『はしゃいで○○大放送』を支える存在となり、この番組の遺産は新たな番組にも引き継がれていきました。

パーソナリティの紹介

番組には、多彩なパーソナリティが参加していました。月曜日には小森まなみと三ツ矢雄二が担当し、火曜日には水島裕や中尾隆聖が活躍しました。水曜日は小島規子や海野いづみなど、異なる個性のパーソナリティが揃い、木曜日には大橋照子が重要な役割を果たしていました。そして金曜日は再び小森まなみが中心となり、土曜日は鷲津育代と大富弘恵が司会を務めるなど、多様なキャストがリスナーを楽しませていました。

「日本全国ヤロメロどん！」は、その放送の形式や内容において時代を反映したものであり、多くのリスナーに愛された番組でした。ラジオのもつ魅力を再確認できる、貴重な存在の番組として記憶されています。

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