『はたらくチョコボ』は、
2000年9月21日にスクウェア(現
スクウェア・エニックス)から発売された、開拓
シミュレーションゲームです。
ファイナルファンタジーシリーズでおなじみの人気キャラクター、チョコボが主人公となり、未開の地を舞台に開拓を進めていくという、これまでのシリーズとは異なるジャンルのゲームとなっています。
開発は、かつての
ゲームボーイ版『サガ』シリーズを手掛けたチームが担当。本作に先行して発売された『チョコボの不思議なダンジョン for WonderSwan』は、発売元が
バンダイであったため、本作が実質的にスクウェアの
ワンダースワン参入第1弾タイトルとなりました。スクウェアが
携帯型ゲーム機向けソフトを発売するのは、『時空の覇者 Sa・Ga3』(
ゲームボーイ)以来、約9年ぶりのことです。
ハードウェアとしては、モノクロ画面の
ワンダースワンに対応したソフトですが、発売から約3ヶ月後に登場した
ワンダースワンカラーにも対応しており、カラー画面でのプレイも可能となっています。スクウェアの
携帯型ゲームとしては初のカラー表示対応タイトルとなりました。
ゲームシステムとしては、捕獲した野生のチョコボや、最初から所有しているチョコボを活用して開拓を進めていきます。ゲーム中には、隠しチョコボや、未公開の特殊能力を持つチョコボも存在します。チョコボにはそれぞれ、「きこり」「
農耕」「穴掘り」「水くみ」の4つのジョブが設定されており、開拓作業の内容によって、適切なジョブを持つチョコボを配置することが重要です。
ゲームに登場するキャラクターとして、開拓の進行を取り仕切るシドが登場します。彼は開拓地の管理局に勤務しており、プレイヤーの開拓をサポートしてくれます。このシドのデザインは、『チョコボの不思議なダンジョン2』に登場する同名のキャラクターと同じものが使用されています。
本作は、
ファイナルファンタジーシリーズのキャラクターであるチョコボを主役に据えつつ、従来のRPGとは異なる
シミュレーションゲームとして、新たな楽しみを提供しました。また、スクウェアの携帯ゲーム機への本格参入を飾るタイトルとしても、その役割を果たしました。
関連情報として、以下の公式サイトや紹介ページを参照できます。
はたらくチョコボ | SQUARE ENIX
スワンチャンネルの紹介ページ