はつらつスタジオ505

『はつらつスタジオ505』は、NHKラジオ第1放送で1985年4月3日から2005年3月23日まで放送された、公開形式の歌番組です。東京・渋谷のNHK放送センター505スタジオから、毎週熱気あふれる生放送が届けられていました。

番組の中心は演歌歌手で、毎回設定されるテーマに沿って、ベテランから若手まで幅広い世代の歌手たちが、フルバンドによる生演奏をバックに熱唱を繰り広げました。この番組の大きな特徴は、その臨場感あふれる生演奏にありました。歌手たちの歌声と、バンドの迫力ある演奏が一体となり、聴衆を魅了しました。

オープニングテーマ曲には、かつて放送されていた「今週の明星」という番組のテーマ曲がアレンジされ使用されていました。番組内からは、年間4曲程度「新ラジオ歌謡」が誕生しており、新たな歌謡曲の発信地としての役割も担っていました。

2005年3月、番組は放送開始から20周年を迎えましたが、この節目を機に終了することとなりました。翌4月からは、「きらめき歌謡ライブ」としてリニューアルされ、新たなスタートを切りました。司会・進行役も、長年番組を支えてきた金子辰雄から葛西聖司へとバトンタッチされました。

番組の構成は以下の通りでした。

20:05 - 番組オープニング、出演歌手によるヒット曲の熱唱
20:28 - 熱唱に一息（関東地方では交通情報を放送）
20:30 - ニュース
20:33 - 第2部、ワンマンライブや新ラジオ歌謡の披露
20:55 - 各地のニュース、気象情報、9時のニュース
21:05 - 第3部、出演歌手の新曲披露、エンディングでは出演歌手の週末の予定を紹介

番組を支えた主なスタッフは以下の通りです。

構成：杉紀彦
制作統括：川口和孝
演出：松浦禎久

司会・進行は、以下の2名が担当しました。

初代：飯窪長彦
* 2代目：金子辰雄

アシスタントは、千葉紘子（ - 1991年度）が務めました。演奏は、三原綱木とザ・ニューブリードが担当しました。

この番組は、当時の歌謡界を代表する歌手たちの熱唱を、ラジオを通して多くの人々に届けました。その歴史は、NHK放送史にも記録されています。

こんばんはラジオセンター「はつらつスタジオ505」 - NHK放送史

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