ひみぼうずくん

ひみぼうずくんの紹介

「ひみぼうずくん」は、富山県氷見市の公式マスコットキャラクターとして親しまれています。彼は、2000年4月21日に開業した「氷見フィッシャーマンズワーフ海鮮館」のシンボルとして誕生しました。キャラクターデザインを手掛けたのは、地元出身の著名な漫画家である藤子不二雄Ⓐです。

ひみぼうずくんは、富山湾に生息する海坊主の子供として描かれています。特徴的な外見には、越中褌に「HIMI」と書かれ、右手には釣り竿、左手には特産品であるブリを抱える姿があります。このユニークなデザインは、氷見市の海の魅力と地元産品を盛り込んだものと言えるでしょう。

初めて「ひみぼうずくん」の立像が作られたのは、海鮮館の開業当時でした。しかし、2012年に海鮮館が閉鎖された後、彼は氷見市の公式マスコットとしての地位を2014年に確立しました。そこで、ゆるキャラの人気が高まる中で、氷見市はひみぼうずくんを市の公式マスコットとして採用しました。それ以前から存在する「キットちゃん」という公式キャラクターと共存しながら、シンボルキャラクターとしての役割を果たしています。

ひみぼうずくんは、様々なイベントに登場するために着ぐるみが制作され、氷見市の「藤子不二雄Ⓐまんがワールド」やひみ番屋街などの場所で出張することもあります。このような活動を通じて、地域振興に寄与しているのです。2020年3月10日には、氷見郵便局の風景印にも採用されるなど、その存在感がますます大きくなっています。

一方で、ひみぼうずくんのデザインは2018年までは2000年の基本デザインがメインでしたが、2022年には藤子スタジオの協力を得て新しいポーズが追加されました。その結果、ブリを釣り上げる姿や大漁旗を振る姿など、さまざまなバリエーションが生まれ、市のノベルティなどで積極的に使われています。

現在、ひみぼうずくんは氷見市を代表するキャラクターとして親しまれ、地域の観光資源や魅力を伝える重要な役割を担っています。新しいデザインやイベントでの活動を通じて、氷見市の名を広める存在として、今後も活躍が期待されます。

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