ひょうきんミニ放送局

『ひょうきんミニ放送局』は、1987年10月12日から1988年2月1日まで、フジテレビ系列の一部で放送されていたバラエティ番組です。フジテレビでは、毎週月曜19時00分から19時30分に放送されていました。

番組の主な内容は、司会を務める島田紳助と渡辺正行が、それぞれテレビ局の第1編成局長と第2編成局長に扮し、スタジオ内で世界中から集められたビデオ映像を鑑賞するというものでした。番組内で流されるビデオは、二人の局長の目に留まったものが選ばれていました。また、人気お笑いコンビのダウンタウンもレギュラー出演しており、番組を盛り上げていました。

番組が進むにつれて、親番組である『オレたちひょうきん族』の出演者もゲストとして登場するようになり、番組の魅力はさらに増していきました。

しかし、フジテレビ系列の月曜19時台はローカルセールス枠であったため、系列局であっても必ずしも同時ネットで放送されていたわけではありません。一部の系列局では、番組を放送しなかったり、関西テレビのように、土日や祝日の昼間などに時間差で放送するなどの対応が取られていました。

また、フジテレビ系列局がない地域においても、以下のような放送事例が見られました。

テレビ山口では、番組開始直前の1987年10月1日にフジテレビ系列とTBS系列のクロスネット局からTBS系列のフルネット局に移行しましたが、番組自体は放送時間帯を変更して放送されました。
青森テレビでは、TBS系列局であったにも関わらず、日曜15時30分から放送されていました。ちなみに、当時『オレたちひょうきん族』は、青森テレビでは火曜19時から放送されていました。
* 当時、フジテレビ系列局がなかった高知県では、日本テレビ系列の高知放送で日曜昼に放送されていました。また、『オレたちひょうきん族』も、日曜夕方に『笑点』の前枠で放送されていました。

このように、『ひょうきんミニ放送局』は、その放送形態が地域によって異なり、視聴者にとっては、いつ、どこで放送されるのかが異なるという、特殊な番組でした。しかし、その内容の面白さから多くの視聴者に支持されていました。

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