びっくり日本新記録

びっくり日本新記録

『びっくり日本新記録』は、日本テレビ系列で1975年から1985年にかけて放送されたスポーツバラエティ番組です。この番組は、視聴者が参加して風変わりなスポーツアトラクションで記録を競う形式をとっており、毎週日曜日の夜に放送されていました。制作は、読売テレビとIVSテレビ制作の共同が行われ、第2期と第3期はオフィス・トゥー・ワンと読売テレビによる制作が主でした。

番組の概要

初回放送は1975年10月5日で、1978年3月26日までの第1期はIVSテレビ制作が携わり、当初はスタジオからの放送でした。1回の放送で3～4種の競技が行われ、その競技は屋内外で行われましたが、次第にオール屋外のロケ形式となり、競技数も1種に絞られていきました。

第2期と第3期では、志生野温夫が実況を担当し、挑戦者たちが競技に挑戦しました。勝者には日本記録公認証とともに豪華な賞品が贈られ、喜びの瞬間を盛大に表彰するスタイルが特徴でした。優勝者には女性司会者が花のレイを掛け、頬へのキスが贈られる演出もありました。

番組の構成と変遷

当番組は、特に肉体的な能力を競う内容に特化していく傾向がありましたが、当初は記憶力や知的能力といった競技も含まれていました。また、ハンググライダーを使用した「鳥人間コンテスト」は、番組終了後も単独で放送され、累計40回を超える歴史を持っています。

番組のエンディングは独特で、ナレーションが流れながら挑戦者の勇敢な姿がスローモーションで映し出されました。その後、テーマソングが流れ、日本記録がテロップで表示される流れが定番でした。さらに、男性司会者が喜びを叫ぶ様子も印象的でした。

歴代司会者と出演者

番組は多くの司会者に引き継がれ、初代司会者の橋本テツヤやうつみ宮土理から始まり、後の代では荒川強啓や大野しげひさも活躍しました。また、アシスタントディレクター時代には高清水有子が担当しており、チャレンジボーイとして参加した轟二郎は特に注目を集めました。

放送の歴史と人気

『びっくり日本新記録』は放送終了まで多くの視聴者に支持されており、「日本一」や「可能性に挑戦」といったテーマが視聴者の心を掴み、多彩な競技内容が新しい記録への挑戦を促しました。1985年10月6日の放送をもって終了しましたが、その最終回では過去の名場面を振り返る総集編が放送され、視聴者にとって特別な締めくくりとなりました。

この番組は、単なるエンターテインメントに留まらず、挑戦することの素晴らしさや人間の可能性を伝える大きな役割を果たしました。

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