オフィス・トゥー・ワン

株式会社オフィス・トゥー・ワンとは

株式会社オフィス・トゥー・ワン（英: OFFICE TWO-ONE INC.、略称: OTO）は、日本の東京都港区に本社を構える企業で、主にテレビ番組の制作とタレント・フリーアナウンサーのマネジメントを行っています。1963年に海老名俊則がディレクターと放送作家のチームと共に設立されたのが、オフィス・トゥー・ワンの始まりです。当初は放送作家へのマネジメントを中心に活動し、次第にテレビ番組やイベントの構成企画、さらには制作にも取り組むようになりました。

歴史の歩み

設立後まもなく、1964年には著名な作詞家・阿久悠や、演出家・福田陽一郎が仲間に加わり、その後1968年にTBSのタレントたちが参加することで、企業は芸能マネジメントに業務を広げていきました。1972年には、NTBSの『ぎんざNOW』の担当を契機にテレビ制作へ本格的に関与し始め、1979年には久米宏アナウンサーのマネジメントを担い、彼とともに『ニュースステーション』などの成功を収めました。このニュース番組は、民放テレビのプライムタイムにおけるニュース放送の新たなスタンダードを切り開いたとも言われています。

さらに、1993年から2007年9月までは、テレビショッピング番組による通信販売事業を展開しており、元・日本通信販売協会の正会員としても活動していました。

主な所属タレント

現在、オフィス・トゥー・ワンには数多くのタレントや文化人が所属しています。代表的な所属タレントには、久米宏（元・TBSアナウンサー）、荒川強啓（元・YBCアナウンサー）、神太郎、長谷川幸洋（ジャーナリスト）らが名を連ねます。また、イーデス・ハンソンや将棋の女流棋士・矢内理絵子、著述家の古谷経衡、参議院議員の塩村文夏など、多彩な分野で活躍する著名人が所属しています。

過去の所属タレント

過去には、伊藤咲子や小林美樹、高山栄らがグループに在籍していました。特に高山栄は、TBS所属のタレントとして人気を博し、2002年に他界した後もその名は多くの人々に記憶されています。

制作した番組

オフィス・トゥー・ワンは、数多くの人気テレビ番組を制作してきました。日本テレビ系では『ひらけ!ポンキッキ』、TBS系では『ニュースステーション』や『ぎんざNOW』、さらにフジテレビ系の『なるほど!ザ・ワールド』など、幅広いジャンルの情報番組やバラエティ番組を手掛けています。

主な制作作品の例

• - 日本テレビ系: びっくり日本新記録、おしゃれ、久米宏のTVスクランブル
• - TBS系: 実録!日本の仰天三面記事、久米宏のテレビってヤツは!?
• - フジテレビ系: クイズなっとく歴史館、スタ☆メン
• - テレビ朝日系: ビートたけしのTVタックル、ニュースステーション

まとめ

オフィス・トゥー・ワンは、その設立以来、数十年にわたり日本のテレビエンターテインメント産業の中で重要な役割を担ってきました。タレントのマネジメントから、テレビ番組制作まで、多岐にわたる業務を通じて、業界の発展に寄与してきた企業の一つです。

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