ぶちかまし

ぶちかまし

ぶちかましは、主に相撲やプロレスにおいて用いられる体当たりの技術を指します。この用語は特に相撲界での用法が有名ですが、他の文脈でも使われることがあります。

相撲でのぶちかまし

相撲において、ぶちかましは土俵上で両力士が互いに身体をぶつけ合う行為を意味します。この技術は相手の胸部に頭部を当てる形で行われ、力士同士の接触によって力強い衝撃が生じます。頭の生え際や肩を用いて相手になだれ込むことが一般的です。特に注意が必要なのは、両者が同じ姿勢で衝突した場合、頭同士が激しくぶつかり合うことがあり、その結果、出血を伴うことも少なくありません。

この技を頻繁に使用する力士は、額周辺が突出して形状が変わったり、片方の耳が潰れていたり、肩に瘤ができることが多いです。豪快な力を発揮する反面、ぶちかましには危険が伴い、身体に不調が生じることもあります。特に、首にしびれが生じることがありますが、これは俗に「電気が走る」と表現されます。相撲界で活躍した元横綱の琴櫻傑將が得意とした技でもあります。なお、女子相撲ではこの技は使用が禁止されています。

プロレスにおけるぶちかまし

プロレスにおいても、ぶちかましは重要な技術の一つとされています。この場合、主にレスラーが相手に対して頭部や体に正面から突っ込んでいく形で行われます。近年では力皇猛が特に重要な場面でぶちかましを繋ぎ技として使用する様子が見られ、相撲出身の選手が行うショルダー・タックルもぶちかましと称されることがあります。

ゲームの中のぶちかまし

また、ぶちかましという用語は、スクウェアから発売されたゲーム「ロマンシング サ・ガ」シリーズや「サガ フロンティア」にも登場します。これにより、ぶちかましは相撲やプロレスだけでなく、ゲームの世界でも強いインパクトを持つ技名として知られています。

結論

ぶちかましは、相撲やプロレスの技として非常に多様に利用されています。それぞれのコンテキストにおいて、身体のぶつかり合いが重要な意味を持ち、観客に強烈な印象を与えます。この技が持つ特異な特徴や力強さは、力士やレスラーによって体現され、ずっと語り継がれていくことでしょう。

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