ほろにがショー 何でもやりまショー

ほろにがショー 何でもやりまショーの歴史

『ほろにがショー 何でもやりまショー』は、1953年9月5日から1959年4月25日まで放送された日本テレビの第一弾バラエティ番組です。この番組は、全293回にわたり放送され、視聴者参加型のゲームを楽しむことが特徴でした。この番組は、まずは単発番組として1953年8月29日に放送された「ほろにがショー」から始まりました。後に1969年から1970年にかけてリメイク版の「なんでもやりまショー」が続きました。

概要

この番組の名は、朝日麦酒がスポンサーになったことに由来しており、視聴者参加型の形式を採用していました。1957年5月には読売会館内に新設されたテレビホールでの公開生放送に移行し、視聴者や企業からの高い関心を集めました。視聴者からは、ゲームの遊び方やアイデアを求める声が寄せられた一方で、番組の進行や演出に対する批判もあり、方向性を変更せざるを得なくなりました。これにより、当初の「野性味」や「意外性」が失われ、1959年の終了に至ったと言えます。

番組の内容

『ほろにがショー 何でもやりまショー』では、一般視聴者が日常生活で使えるアイテムを用いた、ユーモラスなゲームに挑戦しました。たとえば、次のようなゲームがありました。

• - 高迷選挙: 立てた六尺棒に座布団をどれだけ載せられるかを競う。
• - 卵反射: バウンドしたピンポン球を鶏卵でキャッチする。
• - タビ先のクサリ縁: 足袋を手にはめた状態でゼムクリップをつなげる競争。

ゲームの合図にはラッパが鳴らされ、勝者には賞金が贈られ、敗者にもささやかな賞品が贈呈されていました。1958年の夏からは、家庭的な内容へとシフトし、夫婦限定の参加に変更されました。

また、この番組は視聴率を意識し、常識の枠にとらわれない奇抜な企画を多く展開し、出現したさまざまな演出が視聴者の驚きを集めました。現職の白バイ警官の出演や富士山の映像、中継のスタイルもその一環として知られています。

リメイク版とその結末

10年後の1969年にスタートしたリメイク版『なんでもやりまショー』も、当初は「野外ビッグゲーム」と「どっきりカメラ」の構成でスタートしましたが、次第に子供たちが名人芸を披露したり、元プロ野球選手が様々な挑戦をする内容へ進化しました。しかし、この版も1年での終了が決まりました。

放送の歴史

番組は1953年8月29日に『ほろにがショー』として放送を開始し、翌週の9月5日から『ほろにがショー 何でもやりまショー』として本格的にスタートしました。また1969年10月からは『なんでもやりまショー』が放送され、それぞれ日本テレビで放送されました。

不祥事とその影響

しかし、番組は1956年の放送で不祥事を起こしてしまいました。特に、早慶戦の応援企画での問題が社会的に波紋を呼び、視聴者からの信頼を失った結果、番組の人気に響きました。この事件は制作側やスポンサーに対する厳しい批判を引き起こし、最終的に番組の路線変更を余儀なくされました。

終わりに

『ほろにがショー 何でもやりまショー』は、視聴者参加型番組の先駆けとして、また日本のテレビ界に新たなエンターテイメントのスタイルをもたらしました。その影響は、後の多くのバラエティ番組に与え続けています。

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